駒込大観音のほおずき市、知っていますか

東京都内でも、いろんな場所で、ほおずき市は行われています。一番有名なのが浅草寺のほおずき市でしょうね。7月10日に行くと、四万六千日の功徳があると言われています。

 

最初は、一日で千日くらいの功徳だったのが、この7月10日だけは、別格になったようですね。一番乗りしたい、早く行きたいということから、前日の7月9日から、ほおずき市が、行わるようになったとのこと。前夜祭みたいなものでしょうか。

 

私が行った駒込大観音も、浅草寺と同じく、お寺さんですが、そもそも、四万六千日の始まりは、愛宕神社だと聞きました。でも、調べましたら、7月10日ではないようですね。

浅草寺にしろ、愛宕神社にしろ、メジャーだと思いますが、私が行ったのは駒込大観音のほおずき千成り市です。ほおずきを売るお店の数では、浅草寺のものが一番でしょうけど、こちらのほおずき千成り市は、手作り感あふれる、お祭りです。

 

風鈴、ほおずき市

駒込大観音と、書いてありますね。ここでは、屋台が、テキ屋のような商売人ではなく、近所の方や、有志の方々、NPO法人などが境内でお店を開いてやっていました。

 

ほおずき千成り市

ライブ演奏なんかも行われていました。なんとなく手作り感のある、ほおずき市なのです。なんでも、近所の方が集まって、テントを設営したり、炊き出しのように調理することが、いざというとき、災害時にも役立つのではないか、ということなのだそうです。素晴らしい考えですよね。

 
これぞ、Japanese festival といった感じがする、ほおずき市です。ほおずきって、いいですよね。本当に、日本人のお祭りという感じがします。海外の方々からは、どんな風に見えるのかな。

ほおずき屋さん

出店の位置などから、おそらく、どんなものを演奏するのか(ライブの演奏者の選別など)、どんなお店を出すのかまで、実行委員の方々が、ひとつひとつ決めながらやっていっているものと、思います。「お手伝い募集」というのを、ネットでも見かけました。昔の夏祭りは、そのような感じで地域住民の方々が決めましたよね。

掲げてあるちょうちんも、お盆に見かけるようなものですね。そう言えば、ほおずきは、鬼灯とも書くのですよね。ほおずき自体も、なんとなく提灯のようにも見えます。

 

心願成就、ほおずき

ほおずきは、鉢のものと、枝のものと両方売っていました。鉢のほうは「心願成就」の札がついていました。

ここのお寺の名称は、光源寺です。でも、駒込大観音のほうが、わかるのかしら。下の写真が、その駒込大観音様です。

駒込大観音

立派な観音様です。私も、拝みました。観音様のところも、いっしょに、見学しましたよ。いつもは、ひっそりとした場所なのでしょうね。賑やかなほおずき市の中でも、拝みに来ている方もいらっしゃいました。