以前より、噂で聞いていた聖天様。なんでも、ご利益というのか、願い事を叶えてくれる最強のお寺さんだとか。
興味があったのですが、私の住んでいる方面からは、なかなか行きにくい場所にあります。2時間くらいかかるのです。しかし、一度は、行ってみたいと思い、下調べをして行ってみました。
浅草の駅から、道を迷う人がいると聞いたので。おそらく、こういう寺院にたどり着けないという場合、往々にして、まだ、「その時ではない」ということが多いように感じます。
浅草にある待乳山聖天様は、巾着袋と大根がシンボル
さて、地図をたよりに行ってみますと、ありました。この石碑が。15分ほど、歩いたでしょうか。地下鉄の浅草駅のほうからですと、けっこう、距離があったように感じました。
待乳山という名のとおり、山といいますか、小高い丘にお寺があります。
聖天様の中には、大根と巾着袋を見かけます。このように、ちょうちんにも、巾着です。なんでも巾着は、お金が集まる、商売繁盛につながるそうです。大根は、夫婦和合だそうで、二股大根の絵が描かれています。
こちらが、本堂なのですが、見えますでしょうか。二股大根と、巾着袋。待乳山聖天様のシンボルですね。
大根は、参道のところでも売っておりまして、私は、てっきり参拝客が貰うものと思ってお寺の方に聞きましたら、本堂に入ってから、お供えするとのこと。お供え用だったのですね。さすがに二股大根ではなく、普通の大根を売っています。
お寺の方に聞きますと、大根は「おさがり」として、本堂でお供えが終わったら、いただけるそうです。私の行った時は、祭日だったので、多くの方が訪れたからでしょうか、もう「おさがり」はないとのことでした。
その後、お下がりの大根が置いてあるのを見かけました。本堂に上がっていって右手の小屋のようなところの前にありました。
本殿に入って、私は中でお祈りいたしました。お経を読み、大根もお供えいたしました。信徒と思われる方が、熱心にお祈りしていました。
聖天様の中には、他にも出世観音や地蔵尊などあります。けっこう見どころがいっぱいです。観光客の方が、ガイドさんに案内されて見学しておりました。
それらのうち、いくつかをご紹介しましょう。
これは、築地塀。江戸時代の名残りをとどめる貴重な文化財と、立て札に書いてありました。
広重の錦絵にも描かれているそうです。そういえば、待乳山の話は、歌舞伎でも舞台になっていますよね。
こちらは、本堂脇にあったさくらレールです。足の悪い人でも、階段を登ることなく、上に来ることができます。
待乳山というだけあって、昔は、山だったのでしょうね。足の悪い方には、登って行くのは、キツイでしょう。
でも、足の悪い方でもこれに乗れば、本堂まで行けるのです。ただし、小さいので多くの人は、乗れません。一度に乗れるのは、ふたりくらいでしょうか。
小高い丘にある聖天様ですが、庭園もありまして、庭園の上からは、スカイツリーも見える絶景ポイントです。観光客を案内するガイドさんも、ここからの眺めをおススメしていました。
私は、下まで行きまして、庭園をじっくり見て来ました。夏に来たら、涼しくて落ち着けるところでしょうね。
このような場所が、パワースポットと呼ぶべき場所なのかもしれませんね。
他にも見どころがありますので、お参りの時はぜひ、時間を取って見て下さい。
最近の写真も追加しました。
待乳山本龍院、聖天様に通って8年ほどになりまして最近の浅草聖天
浅草の聖天様のところには、最初のころは、毎月参拝していたのですが、最近は正五九参りくらいしか行けないようになってしまいました。それでも年に4,5回は行っているでしょうか。
今はやっていない夜間開堂に参加したり、三宝荒神様が開帳のときはその御朱印をいただいたりと、もちろん法要にも参加しています。
浅草の場所はけっこう遠いのですよね。ですので、ほそぼそとながらも、聖天参りを続けています。本堂に入るとなぜか落ち着くので、私にとっては癒やしの場なのです。
待乳山聖天は、浅草の七福神めぐり(浅草名所七福神)では毘沙門天として、御朱印をいただきに行った人も多いかと思います。
令和2年は、お正月元旦から20日頃まで、本堂内で毘沙門天像が特別公開となっていまして、この特別公開には間に合いました。
お正月には何度もお参りしているのですが、このような神楽も奉納されていたのですね。
私が参拝する時に、ここが開いていることが少なかったもので。
令和になっても、聖天様のところに来ますと、この大根と、巾着袋ですよね。
参拝も8年目に入りますと、見ているようで見ていなかったものがあるなと思っています。
だから、時々は写真撮影しておこうと思いましたよ。
そのひとつが、天狗坂です。
天狗坂、開放しました。ご自由にお通りください、と書いてあるところをみますと、今までは開放していなかったのかなと。
歌川広重の絵にも樹木が茂る当時の天狗坂が描かれているとのこと。
たしかに、ここは見晴らしがいいのですよね。高台になっています。
隅田川を一望できる景勝地であるとともに、信仰の話として高台にあったのでしょうね。
今は、隅田川よりも、スカイツリーですね。
改めて気がついたことですが、さくらレールは、午前7時から運行していたのだなと思いました。
乗車無料です。
というか、こちらの出入り口を使う人がいるのですね。
ということで、久しぶりに乗ってみました。使っている人をみたことがないのですが、私がやってみます。
さくらレール。ボタンを押して待っていると下から上がってきます。
どこかの遊園地でみてもおかしくない、立派なものです。
ただし、乗車時間はものすごく短いです。
あっという間に、一番下まで行きまして、さくらレールの短い旅は終わりです。
その後のコロナ騒動を過ぎて
令和2年6月に再訪問した時
久しぶりに見る、「まちやましょうでん」の文字です。
令和2年1月に行った時は、正五九参りとしてお正月のお参りだからと軽く考えていました。
正五九参りとはいうものの、そのほかにも参拝に行っていたので、年に3回以上、5回くらいは行っていたのです。
しかし、今回のコロナ騒動です。浅草近くの病院でも集団発生したとのことで、お参りに行けなくなってしまいました。
いえ、2月くらい、もしくは3月くらいなら参拝に行けたのでしょう。
自粛の声が聞こえてからは、行けないのも仕方がないなと思っていました。
8年も通っているのに、今さらながら、こういう建物あったけと感じました。
そのうち、内陣おろか、門が閉まっているとも聞きました。
どちらにせよ、私は浅草までは行けませんでした。
行っている人や浅草寺をふらついている人や、浅草神社へ御朱印をいただきに行っている人もツイッターでは見かけましたが、やはり気が引けます。
世の中は自粛の嵐でしたから。
待乳山聖天では、お年寄りもお参りに来ていましたから、特に厳しかったようです。
緊急事態宣言が解除されてしばらくたって6月から、内陣に入ることができてもすぐに出ていくことが求められました。
いうなれば、大根をお供えしたら、すぐに出ていくって感じです。
もちろん、マスク着用は大前提です。
でも、お参りできて、すっきりしました。
家でもお経を唱えればいいのでしょうが、この空気感が違うのですよね。
現場感というのか、何なのか。リラックスの度合いや、すっきり感がどうしても家では出ません。
こんなことがわかっていたら、2月くらいにも参拝していたのに。。。
正五九参りの、5月が伸びてしまいましたが、6月に入ったらすぐに行きましたよ。
お寺のほうでも人が来なかったので、修理、修繕ができたのでしょうね。
このブログの上のほうの写真と見比べるとわかりますように、水がおちる場所の二股大根が金ピカになっているではありませんか!
コロナで自粛、緊急事態宣言で、人が移動できない、こういう突然のことも起きるのですね。
参拝できることにも感謝です。
待乳山聖天に通ってからこのようなブログも立ち上げましたし(しばらく経ってからだけど)。
それにしてもいつになったら、内陣で通常通りの読経(とは言っても黙読だけど)できるのでしょうか。
8年のうち5年くらいは月参りしていたのに、般若心経はなんとかなっても、観音経を読むのがつっかえるようになりましたよ。
今までと同じようなお参りはできなくなるのかなぁ。それが心配です。