松本駅周辺と松本電鉄(アルピコ交通)上高地線の旅
今回は、埼玉、東京から離れて、小旅行の記録です。
長野県松本市の用事がありまして、行って来ました。ただ、時間の制約があって、本当に駆け足の旅でした(日帰りですし)。
それにしても、松本駅に降りましたら、遠くに見える山々がきれいだったこと。自然の美しさを味わってきました。埼玉でたとえると、秩父でしょうか。
とりあえず、松本駅の駅名表札の写真です。旧字体ですね「駅」の字が。それと旧松本駅舎時代の説明書きもあります。戦後の物資が少ない時に、木製の表札を作ったとのこと。旧駅舎の取り壊しの時に、この表札が取り外されたそうです。こうやって残しておくのはいいですね。
それで、現在のJR松本駅は、このような感じの駅です。駅舎というより、駅ビルですね。
バスやタクシーが来ていますが、この付近のメインの交通手段は自家用車でしょう。
用事があった場所まで、松本電鉄の上高地線に乗りますので、その時間まで、松本駅周辺をぶらついてみることにしました。
駅から松本城方面に向かって歩いていきますと、このような古き良き時代を表すようなお店もありました。平成になって27年ですから、昭和は、レトロなのですね。
ホーロー看板や、懐かしいようなコーラー販売機(私が小学生の頃はあった)がありました。
また、しばらく歩いていますと、白壁や黒壁の蔵造りの家が見えてきました。どれもお店になっていますね。城下町の雰囲気です。
その中で、黒壁の蔵造りのお店、カレー屋さんに入ってみました。
観光客にも有名なのか、午後1時ころでしたが、店内は人でいっぱいでした。
カレーとこの蔵造りお店というギャップがいいですね。私が食べている間(カニコロッケカレーをいただきました)も、次々とお客さんが入って来ました。
そばまで行っていたので松本城も見たかったのですが、上高地線の出発の時間が迫っていましたので、このお店で松本駅周辺の散歩は終わりにしまして、松本駅に戻り、上高地線に乗りました。JR松本駅の改札とは別かと思って探したのですが、なかったのでそのまま駅の中にはいりました。
中に入ると、松本電鉄とJRが分かれているのがわかりました。左が松本電鉄上高地線で、右が大糸線です。松本駅から新潟県まで通じているんですね。日本海のほうまで行けるのなら、大糸線にも、乗ってみたいです。
とにかく、地方の路線は、都内の山手線のような感覚ではダメですよね。本数が少ないです。私が乗ろうと思っていた線の次は、40分後です。乗りそこなったら、次に乗れるのが40分後では完全に遅刻になります。
焦りながら、行ってみました(5分前くらいにはプラットフォームに到着していましたが)。
ワンマンバスならぬ、ワンマン電車でした。電車の中に、料金を入れる透明のボックスがありまして、駅が無人駅でもいいようになっていました。東京でいえば、ちんちん電車、都電荒川線のようなものです。
行き先のところには、なぎさちゃんが。いわれは、よくわからないのですが、渚駅に、このなぎさちゃん、渕車なぎさちゃんのイラストが駅のところにいろいろと貼ってありました。
それと松本電鉄上高地線と書いてあるのと、アルピコ交通上高地線と書いてあるのがあって、現在の名前はどっちなのだろうかと。
後で調べてわかったのですが、私が乗ったこの車両はなんと、京王井の頭線の電車、車両だったのです。京王井の頭線は、大学時代よく乗りました。
松本駅で乗るときは、整理券が不要ですが、松本駅と終点の駅と波田駅以外は乗る時に整理券を取っておく必要があります。
「降りるとき 進行方向最前部のドアからお降りください。お降りの際、運賃箱に運賃をお入れください」ということでした。最初、どうすればいいのかわからなかったのですが、運転手さんが、松本駅で買った切符を受け取ってくれたので、それを渡して前のドアから降りました。松本、波田、新島々ではすべてのドアが開くので、運賃は運転手(駅員兼業)に渡すようです。
これが、私が降りた「信濃荒井駅」です。私しか、降りませんでした。
私が乗った区間は、まだ住宅地の中といった場所でした。遠くに山々が見えましたが。私が降りた駅以降は、住宅地を抜けるみたいでした。それはそれで、風景を楽しめたのでしょうね。「車窓には雄大な山々や田園風景が広がります」と、渕東なぎさの特設ページに書いてありましたから。
おまけ
用事を済ませた後、松本駅から歩いて20分くらいのところにあった温泉に入ってから、帰りました。東京の立川まで戻るのに、時間が1時間ちょっとあったので。
これがその温泉施設の入り口です。温泉施設は、松本駅の松本城がある側とは反対側でしたので、結局、松本城は見ることがないまま、松本駅から帰りました。松本城を見られなかったのが、今回、心残りでした。