今回は、昼に行ったらその時に写真を取って記事を書こうと思いつつ、時が経ってしまったので、とりあえず記事を書いて後から追記することにした神社です。

それは、日本橋にある福徳神社です。夜のライトアップに参拝に行ったのですが、昼の様子も写真を撮りたいと思っていました。

夜の神社というのは、めったに行けるものではないので、記念の意味もあって行きました。

お寺なら、浅草寺の夜のライトアップを知っていますが、神社は知らなかったもので。

 

東京の日本橋は以前に行ったことがある人なら、変わってしまったと思う場所です。丸の内も私が働いていた頃と随分かわりましたが、東京日本橋も変わりました。

三越前駅近く、コレド室町のあたりも変わったといわれています。

福徳の森に囲まれた福徳神社です。

 

夜はライトアップされている福徳神社

福徳神社は、今でこそ、ビルの谷間にありますが、一時期はビルの屋上にあった時代も経たそうです。

本来なら、神社のほうが先にあったから、ほかが開いている場所に建てたらいいものなのに、です。

いわば再建された神社なのですね。だから真新しい神社なのです。

建物は新しいけれど、歴史は古いという神社です。

それにしても夜の神社は幻想的ですね。

それも建物が真新しいからきれいに見えますが、これが古くて手入れをしてない神社だったら、夜に行くのは肝試しになってしまいそうです。

コレド室町1とコレド室町2の間の道が、福徳神社の参道という位置づけなのだそうです。

三越やコレド室町があっても、夜になると人出が少なくなるといわれている東京日本橋一帯です。

そこにライトアップすることで、夜の賑わいを出そうという試みです。

昼間働いている若い人たちを呼び込むこともできるのでしょう。


宝くじの高額当選に力を貸してくれる神社として知られる福徳神社

福徳神社の人気は、宝くじの当選祈願、という意味もあるのだそうです。

以前に椙森神社にて、昔の富くじの複製品が付いた御朱印帳を買ったことがありますが、富くじ、すなわち、今の宝くじは、政府が公認した場所で扱うことができたそうです。

それが神社やお寺ということが多いのですね。「御免富」というのだそうです。ここ福徳神社もその富くじを扱っていたということで、今も宝くじの当選祈願に訪れる人が多いのだとか。

江戸幕府は何度も私的な富くじを行うことを禁じたそうです。

今も昔も変わらないのでしょう。そこで許可制にしたようです。由緒ある寺院や神社(昔は寺と神社が一緒だった)に限って富くじを行ってもいいよとしたのです。それが「御免富」です。

私も複製品ですが、御朱印帳を買ったので、富くじは見ています。達筆なので、よく読めなかったのですが数字が書いてありました。

富くじを買いたいという人は、縁起をかつぐことでしょう。

それには、この福徳神社のような「福」や「徳」というのは、いい響きがあります。江戸には、他にも富くじを行っているところがあったのですが、福徳神社を選びたくなるのも理解できます。

 


金運アップを願うなら富くじ守

福徳神社は、別名を芽吹稲荷神社ともいいます。

それは二代将軍家忠公が付けたのだそうです。

御守にも「芽吹き守」があります。芽吹きですから、事始めにいい御守です。

私が気になっているのは、やはり「富籤守」(とみくじまもり)ですね。小判柄というのもいいです。

金運アップには、「富籤守」でしょう。厄除け守や恋守、勝守など他の御守にも「芽吹き」の文字は入っていました。

それと、授与品で忘れてならないのが、宝くじを入れておくために「宝袋」です。

お金を入れてもいいのでしょうが、おそらく皆さん、宝くじでしょうね。

小判柄の袋になっていて、「宝が内に入る」という縁起をかつぎ、袋の内側には、宝船が描かれているというこだわりです。

 その後、再訪時に宝くじ祈願で参拝する人多いことがわかるものを発見しました。

拝殿前には幸運の鈴が用意されていました。

当時の富くじは日本銀行の貨幣博物館に現存だとか。

まずは自分が購入した宝くじを三宝の上に乗せます。

神事の幸運鈴でお祓いを。

その後に当選を祈願です。

富くじ守りもあります。

それとこれ。

先ほども書いた宝くじを保管する袋、宝袋です。

内側に宝船の絵が描いてある縁起の良いものです。宝が内に入ると。

これは昔の巾着袋みたいなものか。

再訪時には、御朱印もいただきました。

関係ないですが、隣の神狐絵馬も気になりました。

狛犬の足を紐で結ぶと失せ物や尋ね人が見つかるとのこと。

結んでないほうのでは狛犬が全力で探すと。

それを応用したのが、この神狐絵馬です。夫婦の狐なのです。

一つを境内の絵馬にかけ、もう一つを持ち帰る。

すると、持ち帰ったほうが全力で働いてくれるのだとか。

福徳神社の主祭神は倉稲魂命、宇迦之御魂神とも書く神様です。

稲荷として知られていますね。だからでしょう。白キツネが拝殿前にいましたよ。

芽吹稲荷のほうには、「稲荷」の文字が付くのに、福徳神社は福徳稲荷神社とは呼ばれなかったのですね。

 


私が参拝に行った時は、私だけでなく、意外と次から次へと参拝に来ている人がいて、驚きました。

ここは、お稲荷さんですし、商売繁盛や営業成績アップ、さらには金運アップの祈願に来るのでしょうか。

今は新しい建物ですが、これがどのような色合いになっていくのでしょうね。

 


御朱印の受付の時間は10時から15時まで

この記事を書いているのが、令和2年ですが、行ったのは令和元年のときで、令和2年のお正月期間における御朱印対応について書いてありました。

御朱印の書き入れはしないで、書き置きのみということが書いてありました。

お正月にありがちの特別御朱印のようなものも無いということが書いてありました。

受付は3時までということですから、かなりの人が来るので、それくらいの時間に締め切りとしてもきっと最後の人まで時間がかかって並んでいるのでしょうね。

福徳神社は、番号をいただいて、御朱印を受け取る時にその番号を渡す、という方法です。

受け取りの時も再度並ぶということからわかるように、人気の御朱印ですね。

その当時で、御朱印の受付は、10時から15時ですから、他の神社より早めに受付が終わってしまうようです。

もちろん私が参拝に行ったときは、すでに夜でしたから、受付は閉まっていました。ただし、東京福めぐりの御朱印は、時間を長めに取っていたようです。

専用折帖は折状の紙に印を押すタイプでしたから、印を押すだけだからということで受付の時間は長めになっているのだろうなと思いました。