初午の日のことのブログが続いています。
今回は、飛木稲荷神社です。
都内の有名な稲荷神社はすでに行ったと思っていましたが、まだまだあることを実感しました。
地域の人たちが管理しているという膨大な数の稲荷神社は無理にしても、有名なところでさえ、まわりきれていません。
本来なら、商売繁盛は稲荷神社なのですけどね。
おそらく金運アップにしても、事業が儲かることによる金運アップが稲荷神社なのでしょう。
さて、今回の飛木稲荷神社ですが、私が到着した頃にちょうど里神楽の奉納を行っていました。
やけにトントコトンと太鼓の音が聞こえるなと近くを歩いていて思っていたのです。
目次
飛木稲荷神社のご利益は商売繁盛
面白いことに飛木稲荷神社の境内に入る入り口のところで、すぐ隣が圓通寺になっていたことです。
神仏習合時代の名残りでしょうか。
ここまで一緒の敷地だと、昔は一緒だったのだろうなと思います。
初午の日はいいですね。のぼり旗もはためいております。
押上駅周辺の御朱印めぐりの人もやってくる飛木稲荷神社
曳舟駅あたりから、押上駅、東京スカイツリー駅など一帯を御朱印めぐりする人も増えているようでした。
私は、この前書いた「こんにゃく稲荷神社」こと三輪里稲荷神社のほうから来ましたよ。
近くの高木神社も立ち寄りますよ。
押上駅までではなく、もっと言問橋方面まで歩いていけば、牛嶋神社や三囲神社もあります。
路上ハイキング並みにウォーキングできます。日頃の運動不足にも神社めぐりはいかかでしょう?
里神楽とは?江戸里神楽は無形民俗文化財
稲荷神社には、初午の日に参拝してもらいたいなと思うのは、このようなイベントがあるからなのですよね。
初午の説明も書いてありました。初午祭は、おいなり様が、和銅四年(711)二月の初午の日に、京都、稲荷山に鎮座されたご縁日のお祭りです。
「おはやし」、として「江戸里神楽若山胤雄(たねお)社中」と書いてありました。
重要無形民俗文化財です。
東京の下町のお囃子を取りいれて江戸里神楽を伝えて来ているそうです。
宮中で行われるのが「御神楽」なのに対して、各地の神社などで行われるのが「里神楽」です。
笛や太鼓に合わせて仮面をつけて舞を舞うそうです。
重要無形民俗文化財は仏像のように取っておくこともできないから、伝えていかないといけませんね。
こういう機会でもない限り、出会うこともありません。機会がある時は、ぜひ聞いてみましょう。
拝殿前の白キツネさんも、キリッとして巻物をくわえていますね。
なにはともあれ、まずは、参拝です。
稲荷神社ですから、お賽銭にも「稲穂」のデザインが描かれています。
どことなく十円玉のような感じです。
御祭神は稲の神様であると書かれていました。
五百有余年を超える御神木の大銀杏とともに氏神様として存在してきた飛木稲荷です。
どこからともなく、木の枝が飛んできてそれが大きなイチョウの木になってそこの場所に神社を作ったから「飛木」稲荷神社です。
飛木稲荷神社というとイチョウの木(絵馬にも描かれ)
飛木稲荷神社の絵馬です。新緑の青々としている時もいいですね。
イチョウの木はとかく、黄色く色づいてから注目されることが多いですが、このように青々しているイチョウの木もなかなかいいものです。
御朱印をいただいたら、イチョウが描かれた絵はがきをいただきました。
この絵馬にも描かれていますが、実は、銀杏の木には、「お狐様」が隠れているのです。
御神木の大銀杏の中にいますよ、とのことでした。
私は、このことに気づかなったのですが、飛木稲荷神社に行ったら、ぜひ確認してみてください。
手水舎の前に立って、御神木を見上げると見つかるとか。
黄色に色づいたほうの絵馬ではわかりにくいですが、緑で青々しているほうの銀杏の御神木の絵馬のほうだと、「お狐様」が描かれているのが見てとれると思います。ぽっかりと、穴があいたようになっていてそこに「お狐様」がいますよね。
実際の御神木の写真も撮っていたのですが、これは見つけようとして写真を撮らないといけなかったですね。
このブログ記事の一番目と、三番目にその御神木の写真がありますが、私の目では見つからなかったです。
でんがく守りが気になった
私が行った時点では、御幣守りが売り切れていました。
でんがく守りが、どことなく、こんにゃく稲荷のように感じました。
本物の田楽ではありませんが。
あとは、初午祭の御神札です。赤い御幣ですね。
私としては、でんがく守りが気になるなぁ。
初午の丸印に、神璽の丸印、さらに飛木稲荷神社の印がついています。
拝殿裏手の奥社や日枝神社も参拝を
お参りを済ませて、拝殿の左手に回ると、奥に末社などがありました。
日枝神社です。
それにしても立派なイチョウの木です。
初午の時期ですから、枯れ木状態のこれですが、秋は見事なイチョウが見ることができそうです。
日枝神社の右手には、小さめの鳥居がみえます。
左手は飛木稲荷神社の裏参道にある鳥居ですね。
左手に回ると、さらに稲荷神社の奥宮というのか、奥社というのか、ありました。
石で築かれた小山があって、そこにお祀りされています。
奥まったところにあるので、それなりの雰囲気がありますね。
スピ系の人なら、何かを感じ取ると思いますよ。
洞窟でないですが、穴もみえます。
そのまわりには、お狐様です。
なかには、アクロバット的なスタイルのお狐様もいます。
手前にお賽銭箱がありますが、普段はもっと近寄ることができるのかしら?
先ほども日枝神社の隣に見えた裏参道の鳥居です。
「昭和十年初午建之」となっていますね。
昭和十年というと、もう80年以上、85年ほどになります。このあたりでは東京大空襲があったはずですから、その時も残っていたのでしょうか。
社殿のほうは、東京大空襲で焼けてしまったと聞きましたが、この鳥居はどうだったのだろう。
裏参道の鳥居の額です。
これも青銅のようで、歴史が古そうに感じました。