クラツー、クラブツーリズムのバスツアーの話の続きです。
女性専用バスの中の写真はこちらの記事に書いてます>>クラブツーリズム(神社仏閣コース)のボヌール号女性限定バスに乗ってみた!御朱印の旅
今回は、お寺。それもアートな御朱印で有名なお寺です。
10月5日は達磨忌です。
印度から中国に禅宗を伝えたという達磨大師です。禅の始祖ですね。
達磨大師が寒さを避けるためにかぶっていた布団と座禅する姿が、だるまさんの元になっているといわれています。
崇禅寺の御朱印はみなさんもきっとどこかで、四面を使った御朱印を見たことがあるかと思います。
左右の達磨さんが向かい合っている御朱印です。
リアルな上に、アートです。現物を見るとすごいです。
崇禅寺の御朱印に描かれている達磨は、縁日で売られているだるまさんに比べたら、人間ぽいというのか、リアルな感じがします。
上の写真は、崇禅寺近くで撮ったものです。
ここも「関東ふれあいの道」があるのだなと思った次第。吾妻山があるコースのようでした。
崇禅寺と赤城神社の位置関係もわかるかと思います。
目次
だるまの絵などアートな御朱印で有名な崇禅寺
崇禅寺の近くは、のどかな風景が広がるところです。
自然がいっぱいで、山も近くにあります。
春もいいのでしょうが、秋の紅葉の頃に行くのもいいんじゃないかと思いました。
いずれにせよ、私が行ったのは、冬だったので、春の花もなければ、美しい紅葉もない頃でした。
しかし自然豊かな場所で、群馬県の「崇禅寺緑地環境保全地域」となっていました。
このほか崇禅寺には、上の写真でもわかるように、群馬県指定の文化財もあります。崇禅寺木彫阿弥陀如来像です。
こちらが山門へとつながる階段です。
崇禅寺の寺標があります。
この階段の両脇を見ても想像つくと思いますが、梅の花ではないかと思うのです。
まだ寒い時期だったので、これくらいですが、あと1ヶ月もすれば満開になり、花で満開のもとを階段を登っていく姿をを見ることができたのかなと思います。
山門への階段は、きれいになっていて、これは白梅でしょう。
満開だったら、この下を通っていけるのですから、やはり満開の頃に行きたくなりますね。
群馬県の緑地環境保全地区になっているのは山門前だけではありませんよ。本堂裏手にはもっと自然が残されています。
上州観音霊場の第三番が崇禅寺
古びた山門で歴史がありますね。門の欄間というのか、そこの彫刻も見事です。
山門は、亨保12年(1727年)の建造とのこと。
山門のところには、新上州観音霊場三十三ヶ所、第三番という札所になっていることがわかるようになっていました。
第三番は、萬松山崇禅寺ですね。
観音霊場としては、馬頭観音を観音霊場としての本尊としてお祀りする霊場となっているようでした。
お寺としてのご本尊は、阿弥陀如来像です。
県指定の阿弥陀如来像開帳は例年11月に紅葉のライトアップも
まずは、メインの本堂から。
崇禅寺の文字が書かれた額も目立ちます。字体がいいですね。
バスツアーですが、奇跡的に人がいない時に写真を撮れました。
みなさんが御朱印のところに行った時だったかな。
こちらは、山門に入って、右手にあった梵鐘です。
宝暦3年(1753年)の建物です。
まだ寒い頃でしたが、常緑樹もあるためか、まったくの枯れ木ばかりというわけではないですね。
こちらは、本堂に向かって左手のお休み処のような場所です。
十三重塔もみえます。開山塔と歴往塔もみえます。
写真の右手に立っているのは記念宝灯です。
禅宗のお寺らしく全体的に簡素な感じなのですが、清潔感があっていいですね。
本堂前にあった仏足頂礼の石碑です。
仏足頂礼とは、仏様の前にひざまずき、仏様の足に自分のおでこを付けるという最敬礼のことです。
長谷寺のポスターで見たことがあります。
ということは、この足型はお釈迦様の足型か?
御朱印をいただいた寺務所と本堂の間にある通路です。
きれいで清潔感がありますね。
本堂の隣には研修道場や書院茶室もあります。
天然記念物、イトヒバの木がある崇禅寺
木彫りの阿弥陀如来像が有名な崇禅寺ですが、群馬県の指定天然記念物のイトヒバもあります。
本堂の右手にあった庚申塔のところで、写真を撮っておいたのですが、後で調べたら群馬県の指定天然記念物になっていました。樹齢600年以上たつ木だそうです。
糸檜葉と書くように、小枝が糸のように垂れます。
イトヒバはそれほど大きくならないそうなのですが、崇禅寺のイトヒバはかなり大きいのが特徴です。
これほど大きいのは、珍しく群馬県内でもまれだそうで、なおかつ、古木なので天然記念物に指定されたのでしょう。
崇禅寺仏教研修道場と書かれた寺務所の入り口
私たちは、ツアー客ということで、別の場所で御朱印を受付していただきましたが、個人で参拝するのなら、こちらの入り口から入って御朱印をいただきます。
各月限定の御朱印もありました
「手書きです」と書かれていた御朱印帳です。すてきな絵柄ですよね。
私は、2月限定のお多福の御朱印をいただきました。
それと、ここに飾ってある達磨の絵が入っている御朱印もいただきました。
「喝」って書いてあって渋い御朱印です。
その下には、一点物の御朱印がありました。
どれも絵が可愛いですね。
一点物は、購入できる数に制限があるそうです。
ひとりで何枚もいただく人がいたのでしょう。
御朱印は、釈迦如来、阿弥陀如来、縁地蔵尊、六地蔵尊、熊野山大権現など崇禅寺のご本尊だけではないようでした。
崇禅寺は、なんと言っても、見開きの大胆な達磨の御朱印でしょうね。
向かい合ってリアルな達磨大師です。
どの絵も、なんだかほんわかした雰囲気の絵です。
「おめでとう」と書かれた赤い達磨の御朱印もありました。
そう言えば、お稲荷さんも売っていて、数量限定だったので、ツアーの誰かがお土産に買ったら終わり、となっていました。
延命坂を登って本堂裏手の林へ
境内の裏手に続く坂道のところには、群馬県の指定重要文化財になっている木彫阿弥陀如来像の碑が立っていました。
延命坂と名付けられていて、その先は弥陀の小径です。
延命坂を登ってまず見えるのが、この観音堂です。
新上州観音霊場が目的の人は、こちらにお参りを忘れてはいけませんね。
馬頭観音がお祀りされています。
阿弥陀如来像は本堂裏手の阿弥陀堂に
こちらの緑と白の建物が阿弥陀如来をお祀りしているお堂です。本堂の真後ろにあります。
文化財保護のために耐震耐火の建物になっていて、昭和46年に建てられたそうです。
木彫阿弥陀如来像を長期に保存するためにということですね。
阿弥陀如来像は、檜を組み合わせた寄木造りとのことで、漆箔がほどこされているそうです。
いつもですと11月に御開帳となるそうなのですが、今は状況が状況だけにどうなるでしょうか。
崇禅寺の裏手には、緑地帯と言ってもいいくらいの林がありまして、「弥陀の小径」となっています。
崇禅寺の本堂裏手には、竹林もありまして、書院茶室があります。
庫裏の裏手が仏教研修道場で、そのまた裏手が書院茶室になっていました。
こちらが「心字の池」と呼ばれる池かな。
おそらく3月、4月は花が咲き乱れる場所ではないかと思いました。
5月はつつじかな。
本堂は、昭和63年に落慶したそうです。
奉納額も飾られていました。
縁地蔵とその隣にあった六地蔵です。
延命坂を登る手前にありました。
本堂の裏手をぐるっとひと回りして戻ってきました。
こちらは鐘楼全体の写真です。
後ろに山々が連なっているのが見えます。
崇禅寺の全体が群馬県の緑地環境保全地域になっていますが、こうやって回りをみると自然豊かな場所であることがわかります。
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