可愛い狛犬の御朱印がいただける神社として知られる磐井神社ですが、境内社に海豊稲荷神社があるのを知っていますか?

1日と15日に狛犬御朱印がいただけるのですよね。

私の住んでいるところから大森までが遠いのでまだ、狛犬御朱印のほうはいただいていないのです。

しかし、私が今回いただいたのは、海豊稲荷神社の御朱印です。

しかも獅子舞の獅子に噛み噛みしていただきました。


かわいい狛犬の御朱印が有名な磐井神社

2月ですので、紅梅がきれいな時期です。

今考えたら、桃の花でしょうか。

お花を飾ってくれてあって、きれいでいいですね。


武蔵國八幡総社磐井神社の扁額

磐井神社は、八幡さまだったのでしょう。武蔵國八幡総社ですからね。

磐井神社だけ神社名を聞いていると八幡さまとは思っていなかったのですが、お祀りされている応神天皇ということから八幡さまなのだろうなと。

延喜式神名帳に記載されている式内社だそうです。

別名が、鈴森八幡神社というそうで、やはり八幡さまなのでしょう。

境内には、大田区文化財という看板がありまして、それによると

式内社と呼ばれる古い格式をもつ神社である。『三代実録』によれば貞観元年(859)「武蔵国従五位下磐井神社官社に列す」とあり、この神社を武蔵国の八幡社の総社に定めたといわれ、また平安時代(十世紀)に編纂された『延喜式』の神名帳に記載されている。

別名、鈴森八幡宮とも呼ばれ、当社の由緒書によれば、江戸時代には、徳川家の将軍も参詣したことが記されている。

万葉集の「草陰の荒藺の崎の笠島を 見つか君が山道越ゆらむ」の歌にある笠島とは、ここの笠島弁天を指したものという説もある。

と書いてあります。



私が行った時は、このように2月ですので、1日か15日にしか狛犬の印が入った御朱印ではなかったのです。

これらの御朱印のほかに、カラフルな友禅紙の御朱印もありました。

そちらは1月16日から3月31日までの限定の御朱印となるとのことでした。

奥には、神楽殿が見えますね。

 

なにわともあれ、神社の拝殿に行きまして、参拝です。

 


海豊稲荷神社へ

境内社ですので、磐井神社の拝殿にいけばすぐにわかりました。

拝殿に向かって右手に海豊稲荷神社がありました。

いつもは、御朱印が出ていないのですが、初午の時が御朱印をいただけると聞いて行ってみたのです。

稲荷神社でよく見る赤い旗の向こう側に海豊稲荷神社があります。

この写真にちらっとだけ写っていますが、右手前にはテントがありまして、地元の氏子さんでしょうか。

そこにいて、御朱印の受付をしています。

 



周りの玉垣は新しい感じがします。

おそらく初午の日以外でも参拝くらいはできるかと思います。

境内では、「初午祭」も行われるようで、竹とんぼ、竹馬も用意されるようです。

御朱印はたしか2日のどちらかにいけばよかったと思いますが、子ども向けのお祭りは1日だけのようです。

ちょうど日曜日でしたので、ご家族連れで来た人もいることでしょう。

私が行った時は、商売繁盛の祈願として大人ばかりでしたけど。



私は初午の日の前後にいくつかの稲荷神社に行っていますが、お供えには定番の油揚げがあります。

しかし、謎の「焼きするめ」です。

海という文字が入っていますし、大森海岸もありますから、海産物をお供えするのが決まりなのでしょうか。

海豊ですからね。

お稲荷さんもするめが好きなのかな。真ん中にするめが来ていました。



御朱印は海豊稲荷神社のそばにテントが張っていまして、そこでいただきます。テントなので、文化祭のような感じになっています。

そこには、なんと獅子舞の獅子がスタンバイして待っていました。

この獅子は、御朱印をいただいた人の頭を噛み噛みしてくれます。

もちろん、噛むマネですけどね。

カツカツ音がしておもしろいです。

獅子舞に噛んでいただくと縁起がよくなりそうですね。獅子が噛むで、かみがつく=神がつく、として縁起がいい語呂合わせです。

そのほかにも、厄払いの意味もあるようです。悪運を噛んでくれるとか。

 

海豊稲荷神社の御朱印は500円で、受付は、9時半から16時半まで、となっていました。


弁天島へ行ってみた

笠島弁財天がお祀りされている弁天島です。

弁財天と水は切っても切れない間柄ですから、周りには池があります。

弁財天がお祀りされている場所は、池、川、湖など水辺ですからね。

 



弁天さまにもご挨拶です。

こちらにも参拝しました。


狛犬には子どもが三匹

普通の神社の狛犬は子どもがいたとしても1匹ですね。もう一つの狛犬は手毬のようなものを抑えているなどです。

まったく子どもがいない狛犬も見かけます。

しかし、ここ磐井神社では、1匹の親に対して子どもが三匹です。

合計六匹という大変めずらしい狛犬です。

神社の立て札によると、こまちゃんというそうですよ。

 


親犬と三匹の子犬に囲まれた狛犬です。

これはまさしく子宝の象徴です。

初宮参りの旗もありましたから、お宮参りにも来ているのかな。

 


絵馬にも狛犬と三匹の子ども

これから出産する人は、安産祈願の絵馬はいかがでしょう。

こちらは、安産祈願の絵馬はオスメスの狛犬になっているようですね。

それ以外はこまちゃんと子どもたちです。

狛犬ですから、戌の日には安産祈願の人たちが参拝に来ることでしょう。

子育て、子宝のご利益がありそうですものね。

それにしても、こちらの狛犬のイラスト、とても可愛いです。

あまりにも可愛いので、御朱印をいただいた時にクリアファイルも一緒にいただいたのですが、そこに狛犬のこまちゃんが描いてあったので、今でもかばんに入れて毎日持ち歩いています。

とても可愛いのです。

 



境内の御神木です。

イチョウなのでしょうね。たらちねのイチョウです。



こじんまりとした境内ですが、古くからの歴史ある神社だとわかりました。

今度参拝する時は、こまちゃんが御朱印の印になっている時に来たいなと思いました。

ちょっと遠いのですけどね。