築地本願寺では御朱印を出していないことを初めて知ったのは、2014年の時でした。

今から6年前になります。

その時は、今ほど御朱印自体が人気のあるものでもなかったので話題になっていたのかどうか。

へぇ、御朱印がないのか、程度の感想でした。

私の場合は、写真を撮るのが目的だったからです。

建物の写真ですね。

 

築地本願寺を本格的に写真に撮ったのは、写真を撮りながらウォーキングするという会に参加した時です。

築地本願寺に行ったことがある人ならわかるかと思うのですが、築地本願寺ほど写真を撮りたくなる場所はないくらいです。

ギリシャの彫刻みたいな感じがします。

築地に行くたび築地本願寺の写真を撮っていたが

御朱印がブームになるにつけ、御朱印をいただきに行く人や質問する人が増えたのでしょう。

御朱印がないことについて説明書きの看板まで出ていたことに気が付きました。

築地本願寺によると、御朱印とは、

「追善供養のために写経したものを寺社に奉納した際にいただく受取印が起源」なのだそうです。

追善供養に限られていたとは知りませんでした。

なにか願い事などお寺で、お経を唱えてその「納経」した印に納経帳に御朱印をいただくと思っていたからです。

確かに、今ではブームになってしまいスタンプラリーのようになってしまった面もあるかと思います。

 

それより何より、浄土真宗では追善供養をしないから、というのが大きいのでしょうね。

それで御朱印がそもそもないと。

 


御朱印はないけど、スタンプはあり

先程の写真もそうですし、この上の写真もみてください。

スタンプならあるのです。

それもオシャレなスタンプが。

築地本願寺はライブで配信などいろんなことに取り組んでいるので、このようなスタンプなら、かっこいいデザインのものを作るのだなと思いました。

とりあえず、私が見つけたのは、先程の写真とこの写真に載っている4種類です。

ほかにもあるのかもしれません。

作ろうと思えば、絵になる建物の築地本願寺ですから、いろんなバリエーションで出てきそうな気もします。


毎月行った記念には、散華(参拝記念カード)はいかが?

ほかにも、オシャレだなと思ったのが散華です。築地本願寺では、散華と言っていないみたいで、参拝記念カードとなっていました。しかし、形は散華の形です。

法要などで、花びらを撒くのですが、その代わりになるのが散華なのです。

寺をイメージしたマークもかっこいいです。

 

私がいただいた時は、紫っぽい青の紙でした。かなりしっかりした紙でした。

そこには、

「一人の時は二人でいると思い、

二人の時は、三人でいると思ってください。

嬉しい時も悲しい時も、

いつもあなたのそばに

この親鸞がいますよ」

と書いてありました。

親鸞聖人の教えを広めるために配られているのですね。

今は、不安な世の中ですから、こういう紙を配って心の支えにするのもいいですよね。

 

それと毎月16日には、親鸞聖人の御命日ということで、法座が行われています。

 


 

関東大震災で火災にあって再建した本堂

浄土真宗では、読経と言わずに、「一座経」というのですね。

読経を一座ということかな。

この日は、報恩講修業のため、法要などができなかったみたいでした。

築地本願寺以外なら、祥月命日という日なのだろうと思います。

それにしても眼を引く建物ですよね。ギリシャの神殿みたいな建物です。


 

ここでちょいと、以前に撮った築地本願寺の写真を。

 


建物のパーツひとつひとつが完成されいるような建物です。

インドというのか、シルクロードというのか。
日本的という、侘び寂びの世界ではないのですよね。

狛犬というよりは、羽の生えたライオンというイメージです。

翼の生えたライオンという神がいたような。

 

 

今は、スマホで手軽に写真も撮れますが、一眼レフカメラでも持って出かけると建物の写真を撮るのが好きな人は満足しそうなフォトジェニックな場所です。

それでは宗教的ではないかと思われるかもしれませんが、正面で手を合わせてお祈りすればいいのですよ。

 

そういえば、築地本願寺ではカフェがあったり、お土産を買う場所もありますから、築地本願寺まんじゅうや、築地本願寺せんべいを買って帰るのもいいですね。

 

私が行った時は、早めに閉まっていてカフェに立ち寄ることができなかったので、今度、機会があったら行ってみたいと思っています。