東武東上線のときわ台駅の南口から歩いてすぐの場所にある天祖神社、ときわ台天祖神社には3回ほど参拝したことがあります。

神社の境内で、つつつガーデンというイベント、マーケットというのかがあった時にも行きまして、別のブログに書いたことがあります。

とにかく、初めて行った時は、駅からすぐの場所にあったので、おどろきだったのです。
ただ、お祭りやイベントの時に行ったので、にぎやかな時ばかりでした。

お高く止まった神社もありますが、神社と地域の人を結びつけるイベントにも積極的な感じがして、すぐにこの神社が気に入りました。

 

今回、改めて年末の静かな時に行ってみて、また新たな感動がありました。

にぎやかな時に行くのもいいのですが、神社は一度は静かな時に参拝してみるべきですね。

 

さて、今回は、ときわ台の天祖神社で、「歌占」というおみくじがありまして、その「天祖神社歌占」に新しい神様が加わるというニュースを成蹊大学のサイトでみかけましたので、行ってみました。

成蹊大学のプレスセンターのページ

【吉凶のないおみくじ?】天祖神社×成蹊大学文学部日本文学科「天祖神社歌占」に新たな歌占が追加【取材可】 – 大学プレスセンター

 

その前に、歌占のことは、「マイカレンダー」という雑誌の冬号にも記事があったので、少し興味があったのです。

 

MyCalendar (マイカレンダー) 2020年 1月号 別冊付録「マイカレ暦」1~3月版付 [雑誌]

占いとか、おみくじとかが好きな人には、非常におすすめです。

これは、一度やってみてください。大吉とか大凶とか出るわけではないのですが、自分とご縁のある神様も知ることができますよ。

これこそが本来のおみくじですよ。やってみるとわかります。

私も周りの人に絶賛、おすすめ中です(笑)。

 

天祖神社歌占に新しい神様が登場で実際に占ってきた

狛犬さんの頭に宝珠がちょこんと載っていてかわいいですね。(ちょっとだけスライムモンスターにも見える)

冒頭の写真もそうですが、鳥居のところに門松や竹(笹)があって、お正月の準備がなされていました。初詣も多くの人が訪れることでしょう。

その前に年越しの大祓がありますから、茅の輪くぐりをしないといけませんね。

 

何度来てもこの駅からのアクセスの良さに感動です。それだけ駅チカなのに、緑が多くて落ち着ける憩いの場なのです。

今でこそ、駅チカですが、昔は「上板橋村」で、川越街道の宿場町「上板橋宿」の村の鎮守の神様だったのですね。ときわ台というのは、東武鉄道の住宅開発で地名ができたそうです。

昭和10年に神社のすぐ横に、ときわ台駅ができたとか。本来なら「天祖神社前」とかいう駅名になってもおかしくないですよね。

天祖神社は昔は、神明社、神明宮と呼ばれた神社だったとか。

駅チカでもここは、場所を取っておいたのは、素晴らしいことです。

木々を伐採でもしたら、もったいないです。

 

参道脇にある末社の神様も歌占のおみくじに登場


年末ですから、初詣とは違って人はまばらにしか来ませんが、まったく来ないというわけでもなく、天祖神社だけでなく、脇に末社がありまして、そちらに参拝している人もいました。

 

鳥居から近いほうから、稲荷神社、北野神社、日枝神社、月読神社、伊勢神社です。

ここの神様も、おみくじの歌占をやってみたら、私にご縁のある神様もいらっしゃったのですよ。

その話は、また後で書きます。

 

参道脇の手水舎の手前には、おみくじを結んだり、絵馬を掲げるような場所がありました。

初詣の時は、にぎやかなのでしょうね。

参道いっぱい人が並びそうな気がします。

そういう意味でも年末に参拝は、穴場ですね。

 

お焚き上げのような場所の前にも、鳥居があります。

その隣には、本当に小さいのですが、榛名神社もあります。

 

天祖神社の拝殿前に到着です。

 

12月2日は熊手市、4月には祈年祭(春祭)、9月には例祭(秋祭)

天祖神社の主祭神は、天照大御神で、配祀神が豊受姫命、大山咋神(おおやまくいのかみ)となっていました。

伊勢神宮とご縁がありそうな感じですね。

 

拝殿の横には、「かっこめ」が授与されていることが書いてありました。

酉の市をやっていたのかなと思ったら、いただいた神社の案内に、12月2日に熊手市を行っているそうで、酉の市ならぬ、熊手市のなのですね。

調べましたら、節分には節分祭り、2月の午の日には初午祭、4月は祈年祭、9月は例祭とお祭りというのか、行事がいっぱいありました。

11月27日には、新嘗祭ですね。

 

年越しが近づいていますので、大祓形代(かたしろ)も頒布しているようです。

神で作られた人の形になったものですよね。汚れとかをその形代に移します。

なお、天祖神社では、大晦日ではなく、12月30日に行うそうです。年によって異なるかもしれませんので、いく人は前もって確認を。

 

まずは、二礼二拍手一礼しまして、参拝を済ませました。

拝殿に向かって左手には、お神輿を納める神輿庫がみえます。その横には参集殿もありました。

拝殿に向かって右側には神楽殿があります。そちらの方向に歩いていきました。

神楽殿と拝殿がつながっています。

神楽殿のとなりに、受付となっている場所がありました。

入口には、「笑門」のしめ縄があります。お正月の準備がなされていますね。

いつもは、こちらが社務所になっているのか、お正月の期間だけなのかわかりませんが、入口に「授与所」の文字があったので、ここから入ってみました。

 

新年を迎える御札とか、大祓形代もこちらが授与所のようです。

 

 

おみくじのルーツ「歌占」はマツコさんの番組や雑誌ハナコでも取り上げた

授与所に入ってすぐのところに、見えましたよ。弓と短冊が。

 

天祖神社歌占です。神社の巫女さんに、許可をいただいて写真を撮りました。

この歌占は、私は見なかったのですが、マツコ・デラックスさんの番組でも取り上げられたのだとか。

さらには、Hanakoでも取り上げられたられてたそうです(『幸せをよぶ、神社とお寺。』1168号)。

 

弓矢から短冊を引く方法は、室町時代からあったそうですよ。

 

弓の弦のところに、神様の名前が書かれた短冊が結びついています。

 

「天祖神社歌占」とは、

御祭神の天照大御神と、江戸時代の「天岩戸開」絵馬に描かれた神々による和歌の占いです。
室町時代から江戸時代にかけての歌占の伝統をふまえて、呪文の歌を唱えた後、弓の弦に結びつけられた短冊から一枚を選ぶ方法で占います。

いただいたリーフレットに書いてありました。

 

呪歌(じゅか)という和歌を1回唱えてから、目をつぶって短冊の中からひとつを選びます。

その時、弓は横になっているので、まるでパン食い競走の時のように弦にぶら下がった短冊の中から選ぶ形になります。

これは、前もって知っておくと、心の準備ができていいですよね。

 

短冊に書かれた神様の名前を確認します。この中からご縁のある神様がわかるというわけです。

箱が2つ空いていますが、そこに今回新しく加わる予定の「倭健命(ヤマトタケルノミコト)」と「おいぬさま」が入るのでしょう。

 

今までは、16の神様でしたが、まさに私が行った時に、神社への奉納祭{歌占奉納祭」(今回新たにつくった歌占を神様に奉納する「歌占奉納祭」)が執り行われていて、新たに神様が加わるところでした。

新年からなのでしょうね。

ということで、私がおみくじを引いたときは、16の神様の中から選ぶことになりました。

16の神様の時は、おみくじの初穂料は300円でした。

以後は、いくらになるのかしら。

 

呪歌(じゅか)を唱えてから、神様に出会う

呪歌もなかなかいいですね。私の姪っ子が百人一首の部活に所属していて、全国大会にも出場したのですが、その時のことを思い出しました。

私も朗々と歌を唱えれば良かったか。。。

 

ちなみに現在の16の神様は、月読命、豊受気毘売神(とようけびめのかみ)、天照大御神、大山咋神、天神さま、埴輪姫神、火産霊命、宇迦之御魂神、思兼神、天宇受売命、天児屋命、長鳴鶏、太玉命、猿田彦神、八咫鏡、天手力雄神です。

先ほど書いた倭健命と「おいぬさま」は新年からですね。

で、私とご縁がある神様は、

宇迦之御魂神です。

稲荷神社の神様ですよ。

他の神様も、神社めぐりが趣味の人ならば、一度は聞いたことのある神様が大半です。

木札のお守り付きです。中には、メッセージ付きです。神様からのメッセージをしかと、受け取りました。

 

木札のお守りばかりかと思ったら、ちらっと見たところ、八咫鏡だけは、鏡のようなものが入っていました。

それ以外は多分、木札のお守りかと思います。

 

御朱印帳もかわいいイラストが表紙に

御朱印帳がこれまた、コミケっぽさがあります。かわいいです!

このイラストは有名な先生が描いたのでしょうね。きっと、こちらの御朱印帳目当ての人もいるのでしょう。

私もコミケの場所だったら、雰囲気で買っていたかも(500円玉握りしめて)。

 

御朱印帳は持参していたので、そちらにいただきまして、その他にも、お正月のお祝い用の書き置きをいただきました。

特別という言葉に弱く、2つ御朱印をいただきましたよ。

 

ちょうど、歌占の奉納祭が執り行われているようで、琴の音が聞こえてきました。

 

ぜひ、18の神様になりましたら、この「天祖神社歌占」を体験してみてください。

 

なお、下の写真の「天祖神社境内図」の右上に赤く描かれた「杜のまちや」にて、令和2年1月1日から3日までと、12日と13日にパネル展示が行われるそうです。

 

歌占の神様について「杜のまちや」にてイベントあり

18の神様について知る機会ですので、ぜひそちらも行ってみてください。

今までの16の神様については、境内図を見れば、ご縁がある神様の場所もわかりますから、ぜひ、念入りに参拝を。

 

赤と白のひいらぎ守が可愛い

ひいらぎお守り天祖神社

赤と白のひいらぎ守がかわいいです。

ひいらぎは、天祖神社のご神木です。

ひいらぎは、日本のひいらぎと西洋ひいらぎがありまして、クリスマスに登場するのは、西洋ひいらぎですね。

似ていますからクリスマスっぽい感じもしますね。

日本のひいらぎは、節分にひいらぎの枝を刺しておく風習があるように、魔除けにも使われます。

となると、天祖神社のお守りは、これは魔除けになるのかもしれません。

さて、私は、御朱印を2回にわけて(奉納祭りがあったため)いただいたのですが、その時にいただいたのがこちらの案内です。

よく見たら、天祖神社の写真が雪景色の「冬の光景」と、春の桜が咲いている時期の「春の光景」になっていました。

私が以前に、参拝した時は、確か新緑のような写真だったはず!と思ったのですが、その時の案内が見つかりません。

私の記憶が間違っていなければ、5月くらいの時期に2回ほど行っているはずなのです。

見つかったら、四季のうち3つまで揃えたことになったのに。

その後、御朱印が見つかって、平成26年5月17日に行っていたことがわかりました。

御朱印帳は、行った時の日付がわかるのでいいですね。

もう1回の時は、御朱印ではなく、おそらくお祭りだけで行ったかと。

 

帰りは、別の参道から出てみました。

 

こちらも松と竹(笹)が鳥居にありまして、お正月の準備が整っているようです。

神様を知るパネル展示もいいのですが、ぜひとも、一度はこの「天祖神社歌占」を体験してみてください。

これは、体験しないとわからないことです。

 

それと出てきたメッセージが、私の場合、腑に落ちることばかりでした。

稲荷神社の神様とご縁があったということもおどろきでしたね。

室町時代の古風なおみくじの引き方も体験できますよ。

私は、友人など周りの人に体験してみるように言って、どんどんおすすめしますわ。