初詣の赤い旗が見えている荏原神社です。

荏原神社の近くに用事があったのですが、その途中で神社を見かけたので行ってみることにしました。

それが荏原神社でした。

品川の新馬場駅近くになります。荏原神社を目的に行く人は、新馬場駅を目指すといいでしょう。

私は品川宿近くのお寺訪問が目的だったので、旧東海道に沿って歩いていました。

そうしたら目黒川沿いに寒緋桜のピンク色を見つけました。

鎮守橋という橋があって、その先に神社があったのです。

 


龍神様が好きな人のパワースポット

空を鳥が飛んでいるところがスマホ写真でも撮れました。

寒緋桜が真っ盛りですね。寒緋桜は、ソメイヨシノに比べるとピンクの色が濃いので、遠くからでもすぐにわかりました。

2月上旬でしたから、紅梅も入っていたのかもしれません。

どちらにせよ、2月に荏原神社に参拝するのは、お花を鑑賞できるのでいいですよ。

予備知識もないまま、ぶっつけ本番的に神社へ行ってみました。


品川宿元鎮守の荏原神社

社務所は鎮守橋を渡ったすぐのところにありました。

郷社荏原神社と書いてある社碑の先にある建物が社務所です。

 


恵比寿さまとメジロと寒緋桜

メジロが多く来ていましたよ。

寒緋桜がきれいなので、写真を撮っている人が多かったです。

調べてみたら、2月中旬まで寒緋桜が見られるそうなので、ジャストな時に参拝できたようでした。

メジロと恵比寿さま、奥には社殿が見えます。

東海道七福神めぐりでは、恵比寿様がこちらの荏原神社になります。



目黒川の川沿いにあるからか、お散歩コースなのかもしれませんね。

犬の散歩は禁止しますの札がありました。

この写真では、社殿の瓦しか見えないようになっていますが、実は、屋根のところに龍神様が写っています。

 



その前にまずは、神社の拝殿にて参拝です。

社殿は古く歴史を感じます。欄間のところの彫刻が見事です。

拝殿の先のガラス戸に、寒緋桜が写っていますね。

社殿に掲げられた扁額は、内大臣三条実美公の筆によるものだそうです。

現在の社殿は1844年に完成したものだそうです。

 


龍神様が下をみています

社殿の彫刻が見事なので、そちらを見ていると、ふと、気がつくと上から見ているものが!

龍神様ですよ。品川の龍神様として荏原神社は知られています。

龍神様、なんだか覗き込むようにしてみています。

 



拝殿の右側左側と両方に龍神様です。

拝殿の彫刻に眼を取られますが、そのさらに上をみるとわかります。

下がっている燈籠の彫刻もすごいですね。歴史をある神社だということがここからもわかります。

天照大御神、須佐之男命などがお祀りされているそうです。

 



太陽の光の加減で色が白っぽくなってしまったので、龍神様を中心に写してみました。

けっこうリアルに見えませんんか?

荏原神社に参拝予定でしたら、ぜひとも寒緋桜の見頃の時期にどうぞ。

今は暖冬だから、1月下旬くらいから見られるのではないかと思いますが、2月上旬が見頃になるでしょうね。

 


品川拍子についても

品川拍子のことが書いてある立て札が社務所の近くにありました。

品川区の指定無形民俗文化財となっていました。

「品川拍子は祭礼時に神輿が巡行する際の囃子となる音楽で、大拍子と呼ばれる締め太鼓と、通称トンビといわれる篠笛によって演奏される」と書いてあります。

お祭りの時の脇で演奏されるお囃子なのですね。

「天下泰平・五穀豊穣」と叩きながら氏子地域を回ったそうです。

 

品川宿で成立し、当宿とその周辺地域のみ伝承されているものだとのことです。

 

「宝暦元年に始まる神輿の海中渡御で有名な「荏原神社天王祭」は、6月7日に近い日曜日を中心に行われるが、この時、神輿の上げ下ろしや、揉んだり差したり納めたりの動作を品川拍子で指示するなど他にはない特色を持っている」そうです。これは子どもたちに伝統を継承していかないといけませんね。

お神輿のところには、須佐之男命の神面をつけて海上を渡るそうです。

以前は、品川宿のところから神輿を担ぎ入れていたそうなのですが、現在はお台場の海浜公園のほうで行っているそうです。