天皇陛下の御即位を祝う印が御朱印に添えられると聞きまして、令和元年中に行きたいと、12月に成田山新勝寺に行ってきました。

私が住むところからは、3時間位かかる場所ですが、参拝はこれで3回目かな。

しかし、今までブログに成田山新勝寺のことを書いていなかったので、今回、御朱印をいただける場所6箇所をめぐりましたので、その記念にブログに書いておこうと思いました。

それまでは、御朱印の6箇所コンプリートしてなかったのですよね。

しかも、奉祝天皇陛下御即位の印がついているとのことなので、これは全部回ろうと思いました。

しかし、広い。これは効果的に回らないと時間がかかってしまい、時間切れ、となりかねません。

成田山新勝寺の境内案内図には、境内巡拝コースが所要時間、約1時間と書かれていましたが、御朱印をいただくとか、じっくり見学するとかお経を唱えるとか人によって違うでしょう。

 

どのように回るのがいいのか、人それぞれでしょうが、私は、山門から遠いほうからせめて行くことにしました。

 

成田山新勝寺の御朱印マップを大本堂で手に入れてから回るといい


成田山の御朱印は、全部で6種類あります。

上にも書いてありますが、もし御朱印帳を持ってくるのを忘れた人でも紙に浄書したもの(置き紙)もあります。

時間がない人は、これをいただいて後で自分で御朱印帳に貼るのもいいですね。

 

とにかく、成田山新勝寺の境内は、広い。しかも、初詣だとか、お正月だと人混みで思ったよりも時間がかかることでしょう。

それで6箇所周り切れないことも予想されます。

まずは、この成田山御朱印マップを手に入れてから回るといいかもしれません。

私は、どなたかのブログで見た気がしまして、探したのですが、そういう時こそ出てこないのですよ。

成田山新勝寺の公式サイトのほうにもこのマップなかったので、ダウンロードできませんでした。

もし、成田山新勝寺に行ってもこのマップが手に入らなかったとしたら、私のブログのこの写真を見ながら、回るといいです。

頭に地図が置いてあるのとないのでは、違いますから。どちらに行ったらいいかの方向性がわかります。

 

成田駅から表参道を通って、成田山薬師堂にも立ち寄る

おそらく日付の古いブログだったと思うのですが、この成田山薬師堂でも御朱印をいただけたと書いてあるのをみて、立ち寄ってみました。

しかし、人は誰もいなかったので、現在は御朱印は受けることができないようです。

参拝する人もいなかったのですが、きれいな境内でした。立て札に由緒が書かれていました。それを読んだら、参拝しておいてよかったなと思いましたよ。

もともとは、こちらが成田山の本堂だったようです。立て札には「成田山旧本堂」と書かれていました。

明暦元年(1655年)建立で、成田山で現存する最古の御堂だそうです。成田市の指定有形文化財でもあります。

狛犬さんも可愛いですね。

今は、薬師如来様をお祀りしている御堂になっている模様。

現在ある成田山新勝寺にも薬師如来を祀る醫王殿がありますよね。

ご利益は、健康長寿、病気平癒です。今の光明堂を再建する時に、この御堂は新本堂の後ろに移転し、今の釈迦堂の建立を機に、旧本堂を薬師堂として、名前を変え、この地に移築したそうです。

ここの薬師堂(旧本堂)の前が二股になっていて、右に行けば成田山新勝寺です。表参道になります。

左に行くと、西参道になるようです。

 

そのまま、表参道を歩きました。

表参道にあるお店もすべて写真撮影したいくらいレトロな感じがしていて立ち寄りたかったのですが、なんせ、時間までに6箇所で御朱印をいただきたいと、とにかく、急ぎました。

レトロ好きな人は、ぜひゆっくり表参道を歩くといいです。

さて、成田山新勝寺の総門に到着です。

 

成田山新勝寺の総門から入る

何度見ても荘厳さがある総門です。成田山の正門になります。

成田山新勝寺は、真言宗の智山派です。成田山金剛王院新勝寺のご本尊は、不動明王です。弘法大師がみずから敬刻して開眼し護摩法を修められたという尊像です。

総門は、平成19年といいますから、2007年建立とのこと。比較的新しいのですね。

総門の楼上には、生まれ歳守の本尊八体仏があるそうです。

総門をくぐると、すぐに護摩の受付所がありまして、お正月の護摩の準備がなされているようでした。

まずは、手水舎にて手を洗い口を清めます。

手水舎のそばに灯明台のようなものがありまして、そこに金龍いました。

成田山新勝寺は、至るところに、龍がいるのですよね。探してみながら境内を歩くといいと思いますよ。

仁王門を通りました。

 

 

仁王門には、金剛像などがあります。重要文化財ですね。

仁王門の先は、お庭のようになっている場所です。そこから上に階段で上がっていきます。

仁王門の大きな提灯の下にもこのように龍が隠れていました。

 

成田山新勝寺の守り神なのでしょうか。

お庭のような池のような場所に、いろいろと碑が立っています。

中には、このように「こわれ不動堂」というものも。

何度建てても壊れてしまうそうで、それでこわれ不動堂と呼ばれているのだとか。

 


仁王門の先の階段を登ると、すぐに視界が広がります。

鐘楼と、一切経堂、それに三重塔がみえます。

 

三重塔は重要文化財で、周囲は十六羅漢の彫刻があります。

雲水紋の彫刻の入った各層の垂木は一枚垂木と呼ばれる珍しいものです。

一切経堂には、一切経という仏教経典の総集が納められています。

海外からの観光客が着物をきて写真撮影していました。

 

初詣客ランキング上位の成田山新勝寺

毎年、初詣客数のランキングで上位に来る成田山新勝寺です。

このように今から新年の準備です。謹賀新年と書かれた幕がおりていて、どうやら参拝客は、左右どちらかに動くようですね。

どれほどの人数が来るのやら。

堂内には、不動明王を中心に四大明王がいます。平成大曼荼羅も奉安されています。

 

東西の翼殿1階が御護摩札の授与所になっています。

私は、大本堂むかって左に行ってみました。

その先には、大本堂第2講堂がありました。21組(市内事前申し込み)御護摩札お渡し場所となっています。

団体旅行業御護摩札受付、お渡し所と書いてあるのですが、あまりにも人が多いから分けているのでしょうか。

お正月の雰囲気がわかるような気がします。

さらに先には、派手な門がありました。

平和大塔や醫王殿への参道です。

平和大塔は、写経道場、納仏祈願となっています。。

醫王殿は、健康長寿祈願、病気平癒祈願となっています。先ほどの薬師堂と同じようなご利益のようです。

まずは、御朱印マップでは、一番遠いと思われた平和大塔を目指します。

階段を登りますと、すぐに額堂が見えてきました。

 

こちらも、重要文化財です。

信徒奉納の額絵馬を掲げるところです。

「成田屋七代目市川團十郎像」や「青銅製大地球儀」などが奉安されています。

けっこう古めかしい建物です。

そのお向かいには、開山堂がありました。昭和13年に奉修され、成田山開基一千年の記念事業として、建てられたそうです。

開山上人寛朝大僧正の御姿を安置する御堂だそうです。

 

その先を歩いていますと、光明堂が見えてきました。

光明堂でも御朱印があると思い出しまして、まずは、ここに参拝しました。

こちらも旧本堂になります。

 

 

奥之院の看板が見えますが、それは後ほど行くことにしました。

星供養、星供祈祷会のことが書いてありますね。

節分より7日間光明堂にて、真言密教の秘法にて行われるそうです。12月だから、星祭かと思ったのですが、節分から行うそうです。成田山の星まつりです。そこで星供御守札をいただけるそうです。

日曜星、月曜星のほか、計斗星など9つの星があります。

こちらには、大日如来、愛染明王、不動明王が奉安されています。

縁結び祈願所でもありますので、婚活の人は、ぜひどうぞ。

愛染明王がいらっしゃるからかな。

 

1701年建立ですから、けっこう古めかしいです。

この光明堂の後ろに奥之院の洞窟があります。

毎年祇園会(7月7日、8日、9日)に開扉とのこと。

 

なんだか神秘的な場所です。

高野山を思い出します。洞窟はを覗いてみました。奥行き11メートルあるそうですが、それほどあると思わなかったです。

正面に不動明王の本地仏である大日如来が安置されているそうです。

 

 

入口の左右の板碑は考古学上、貴重なものだとのこと。

平和大塔を目指していたのですが、先に、光明堂で御朱印をいただいてから行くことにしました。

その先に醫王殿が見えてきました。

 

醫王殿というだけあって、ご利益は、健康長寿に、病気平癒です。

ここは健康長寿や病気平癒の祈願所になっています。

こちらは、今まで見てきた古めかしい御堂ではなく、建て替えになっていたようで、平成29年に建立されています。

薬師如来、日光、月光菩薩、十二神将が祀られています。

以前は、平和大塔で、醫王殿の御朱印も一緒にいただくようになっていたようです。

今でも、醫王殿が閉まっているときは、平和大塔に行って御朱印をもらうのだとか。

私は、ここ醫王殿で御朱印をいただきました。

やっと目標にしていた平和大塔です。

こちらは、昭和59年建立ですから、比較的新しい感じがしますね。

成田山の歴史とか、写経道場にもなっています。お不動様のご縁日は、28日ですから、縁日写経もいいですね。

五大明王、昭和大曼荼羅とかあります。

ここでも御朱印をいただきまして、やっと半分の3箇所をめぐりました。

本当は、平和大塔の前の成田山公園も見たかったのですが、あと3箇所の御朱印をいただくところに行かないといけません。

早速もと来た道を戻ることにして、まずは、釈迦堂を目指します。

 

なお、成田山公園は、一周約1時間かかるそうです。

水琴窟、茶室、句碑などありますし、季節によって桜、梅、つつじ、紅葉などが楽しめます。

 

余談ですが、これは「成田山」と読むのでしょうか。

またもや、龍を見つけました。額の周りにいます。

さて平和大塔の参道入口付近に戻りました。

 

次は釈迦堂です。

国指定重要文化財の木が見えます。

釈迦堂というだけありまして、釈迦如来とか、普賢菩薩、文殊菩薩、弥勒菩薩、千手観音が奉安されています。

総欅造りだそうです。

 

ここでは開運厄除けお祓い祈祷所になっています。

 

こちらでも御朱印をいただきまして、次は、出世稲荷に向かいます。

以前にも成田山新勝寺に来た時に、出世稲荷だけは行っていたのですよ。しかし、久しぶりに来てみたら、感じが違っていました。

 

吒枳尼天堂とも書かれています。

たしか、深川不動でも見たような気がします。

しかし、一般には出世稲荷、出世開運稲荷として知られています。

成田屋、八代目市川團十郎の灯ろうでしょうか。奉納されています。

ここは、営業職の人が多く参拝するようですよ。

絵馬に名刺をつけています。

ここが境内の参道です。

この先に御朱印をいただける場所があります。

 

途中で、お狐様が好きな稲荷、というか油揚げを売っているお店もありました。それをお供えする人もいるようです。

 

小さな狐も奉納できるのですね。

そのほか、裏手には、出世稲荷の絵馬を掲げる場所もあります。

絵馬に名刺を貼り付けるといいようです。

 

狐も奉納しますが、小さな鳥居も奉納している人もいるようです。

 

絵馬などが買える場所で、御朱印をいただきます。

 

成田山新勝寺から少し歩くのですが、こちらは成田山新勝寺のパンフレットには、載っていなかったです。

出世稲荷は別扱いなのでしょうか。

出世稲荷のほうから、今歩いてきた成田山新勝寺の境内を見渡します。

左手に釈迦堂、真ん中に、光明堂や平和大塔、右手に大本堂が見えます。

 

 

内陣での護摩の御火加持がおすすめ!時間を確認してぜひ参加を

 

ここでやっと最後の大本堂に行きました。

ここで最後、6箇所目の御朱印をいただきました。

私は、以前にもこちらの御朱印はいただいていたのですが、今回は、先ほども書いたように天皇陛下の即位を祝う印をいただきました(令和元年のみ授与)。

その後、護摩祈祷に参加しました。

3時の御護摩祈祷に間に合いましたよ。

特に、御護摩祈願をしなくても、参加することは可能です。

私は、御護摩祈願はしていなかったですが、護摩木は買って奉納しました。

御護摩祈願はしていなかったので、御札はないですが、護摩木に祈願文を書きました。

御護摩祈願の人は、御札が火にかかげられます。護摩の火にかかげられると、不動明王の分身、分霊になるそうですよ。

私も何回か、深川不動にて御護摩祈願に参加しました。

1回目は御札をいただきましたが、2回目は御護摩祈願に参加だけして、財布やかばんの御火加持をしていただきました。

御護摩は、独特の雰囲気があって、一度やるとやみつきにないますね。

特に厄年の人で、ついていないことが何度か起こったら、この護摩に参加するといいですよ。

 

 

今回の成田山新勝寺でも護摩木は奉納しましたが、荷物の御火加持だけしていただきました。

ぜひ、内陣で護摩に参加されるといいです。お正月が人がいっぱいで無理かもしれませんが、それ以外でしたら、内陣での護摩に参加する価値があります。

真言を唱えたりしますが、周りの人を真似すればOKです。

 

周りの人が動き出しますから、それを真似してやればいいだけです。その時に、財布やかばんを持っていって、僧侶の方に預けます。火にかざしたら、すぐに戻してくれますから、ご安心を。

 

御護摩の後は、大本堂の裏手に回りました。

 

大本堂の裏側にも仏様がいらっしゃるので、忘れずに参拝しましょう。

私は、けっこうお寺など本堂の裏手にも行きますよ。

そこで、再度お祈りさせていただきます。今回も成田山新勝寺でも裏手行ってみようと思ったら、やはり仏様がいらっしゃいましたから。

裏手に回った後には、また大本堂の表側に出て、聖徳太子堂を見ながら、元来た道を戻りました。

その途中、仁王門に戻る前に、またもや、龍の像を発見しました。

 

やはり龍が守り神なのでしょうね。

 

成田山新勝寺の御守は身代わり御守や勝守、福宝など

 

御守も見ましたよ。

身代わり御守がけっこう種類ありますね。この身代わり御守が人気あるみたいです。

ここだけ別枠になっています。災いが起こりそうな時、御守が身代わりに割れて守ってくれるそうですよ。

あとは、勝守が有名みたいです。

その他、交通安全御守、縁結び御守、安産御守、開運御守、病気平癒御守などもあります。

生まれ歳守り本尊の御守もありました。

私が個人的に気になったのは、魔除御守です。災厄を断つものだそうです。

私は以前来た時に、福宝という御種銭になる御守を買いました。

 

「護摩木の書き方」は、祈願文を何書いたらいいかわからない時の参考になりますね。

これを唱えれば、神社でも使えそうです。

 

仁王門を降りてから脇に行ってみました。

そこもお正月の準備がされていましたよ。

その途中で、開運地蔵尊を発見しました。

しかし、成田山新勝寺の案内図に載っていないのですよね。

これはまた別なのかしら。

 

これが全景です。

この案内図を見ても、なかなか頭には入りませんが、混雑がひどい時、迷子になったときにここで待ち合わせようと前もって決めておくといいかもしれません。

もう1時間あれば、成田山公園も見る時間があっただろうなと思いました。

この案内図にもちょっとだけ書いてありますが、交通安全の祈祷殿は別の場所にあります。

山門を出て400メートル先右側となっていました。

 

成田山新勝寺の交通安全祈祷殿は別の場所にあり

ちょうど歩いて帰る方面にあったので、写真に撮っておきました。

そちら方面から成田駅に戻ったのです。

深川不動では、交通安全祈願殿は、すぐそばにありましたが、成田山新勝寺では、少し離れているのですよね。

多くの交通安全祈願の車が来てもいいように広いです。

こちらは、午前8時から午後4時までとのことなので、もうすでに終わっています。

お正月は早朝より祈祷を行っているそうです。

 

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