先日、下野市の星宮神社、別名トトロ神社に行ってきた話を書きましたが、その時、周りの神社、寺院めぐりもしてきました。
独特の蛇のしめ縄も見ることができた星宮神社の話はこちらのブログ記事です。
星宮神社(下野市のトトロ神社)で金のもぐらと年末の行灯鳥居を見た
その時に一緒に訪れた薬師寺八幡宮のことを記事に書いておこうと思います。
こちらの薬師寺八幡宮は、薬師寺というので、最初お寺かと思っていたのですが、八幡様ですね。額のところの八幡宮の文字は、八の字は、鳩になっているかしら。
そのうえ、隣には雷電神社があったので、そちらも参拝できましたし、境内には末社や摂社など、いくつかお参りできる神社があったので一度で2度、3度と楽しめる神社としてご紹介したいなと思いました。
地域の人たちには、長年、親しまれている神社のようで、おそらく初詣には多くの人が参拝に訪れていることでしょう。
私は、ちょうど初詣の準備中と思われる12月下旬に行きました。だから少しは、初詣へのスタート気分が味わえるかと思います。
目次
薬師寺八幡宮のご利益は厄除開運、破魔消除だけどそれだけない
偶然に立ち寄った八幡宮なのですが、見どころたくさんで、どれもこれもご紹介したいなと思うのです。
なんせ、参道を歩いていたら、フクロウの神社(小さな祠)ですよ。
梟ファンのみなさん、ぜひ、参拝を。意外と梟ってファンの人がいるのですよね。
縁起担ぎに、不苦労とか、福郎(福来郎)とか言いますでしょ。
薬師寺八幡宮のケヤキも有名なのでしょうが、目についたのは、この梟神社です。
フクロウの置物が可愛い。絶対これは、フクロウファンの人が参拝しているはず!
「其の昔、このご神木には、梟が住み着いていました」
「森の見張り番、森の賢者とも称えられる梟」です。このご神木に本当に住み着いていたのでしょう。
やはりここにも、「縁起の良い鳥として崇敬されています」と書いてありました。
ご神木となるケヤキは源頼義公お手植えと伝えられ、市指定天然記念物になっています。
手水舎のところに、源頼義らしき人物が描かれています。
安倍一族平定の帰路に、祈願成就の御礼参りをしたそうで、鉄弓、鏑矢を奉納されたそうです(御社宝)。
一時は、八幡宮の名前も、源氏が参拝したとして、矢旗岡八幡宮とも称していた時期もあったとか。
だからこその、厄除、厄災消除の武神としてのご利益なのでしょう。
御朱印をいただいた時もみましたら、御朱印には、弓矢を背負った武士の姿が描かれた印でした。
「詣でくる 人の心を洗いけり 御手洗川の水の白波」
これは誰が読んだ句なのでしょうか。
その横には、夢福神です。
水かけの銭洗弁財天さまみたいですね。
こちらは、水をかけて厄災を流します。手前の鉢に小銭を入れて手水舎の水を流しました。これを福種銭にするのですね。
水掛けの銭洗です。
厄除けと厄災に強い神社ならでは、です。
自治医大のまわりで薬師寺跡などを探していた時に見つけた八幡宮
薬師寺といいますが、薬師寺城などがあったという地名にまつわるだけのことで、お寺の役割をしていたわけではないのですね。下野薬師寺の鎮守の神様です。
以前は、神仏習合だったのかもしれませんが。
こちらが、拝殿です。立派ですよね。
裏手には、本殿がありました。拝殿と本殿は、栃木県指定有形文化財の指定を受けているそうです。
1662年に建造されたものだとか。
迎春と書かれた幕が貼ってありました。初詣の準備も万端です。まだ、年号が令和元年己亥年と書かれています。
今なら、令和二年庚子年となっていることでしょう。
しめ縄が立派です。歴史ある神社だとわかります。手前には門松もきれいですね。
さすが、厄災除け、災厄消除に強い神社です。
拝殿のすぐ隣には、災厄落としの絵馬が掲げることができるようになっていました。
私は、社務所で御朱印とともに、方位除守も買っておきました。
方位除守のお守りは、四方八方の方位を守護して、方位の一切の悪事災難を免れるように祈願されたお守りです。
厄除け、方位除けには、御利益がありそうなので、買っておきました。
そうしたら、交通面で最も注意する方角、というものも書いてありました。
平成32年となっていましたが(令和になる前に作られていた模様)、「驚門(西)の方位」に注意とのことですよ。
私は何かの占いでも令和2年は、西に気をつけるとあったのを覚えています。
拝殿の右隣は、八坂神社もありました。
毎年7月に摂社の八坂神社で祇園祭があるとのこと。神輿渡御となっていました。
とにかく関係がある神社も多いようです。こちらにも初詣の旗が用意されていました。
ちなみに、薬師寺八幡宮の例大祭は、11月2日です。11月3日には、太々神楽があるそうですよ。
神楽殿もあってすごいですね。大絵馬がありました。この絵馬が市指定有形文化財の絵馬なのかしら。
お正月にはここで何か行われているのでしょうか。
新年祈願祭もありますし、節分祈願祭もありますし。
八幡の金精様も
こちらは、おそらく子宝祈願でしょう。
金精様です。
その奥には、3社並んでいました。
稲荷大明神、天満宮、千勝神社も
富貴繁栄の神様です。倉稲魂神です。先日も私とご縁があるとわかった宇迦之御魂のことですね。
ようは、お稲荷さんです。
合格祈願は、天満宮にて。
そして開運招福には、勝負の神様で、ということで、千勝神社です。
ここは、面白いことに、千羽鶴を折るのですよ。
千勝神社の千羽鶴祈願です。
手前のところのプラスチックの容れ物がありまして、そこに折り紙が置いてあります。
ご利益がありそうに、「千勝神社」とスタンプが押されています。
千勝神社の千つながりで千羽鶴でしょうか。
祈願しながら、折り紙を折ってみました。
病気に勝つなど、祈願ごとがある人は、ぜひどうぞ。
一羽でも千羽に通じるご利益があるそうです。
拝殿の左横には祖霊社もあり
祖霊社もありました。
神徒の祖霊を祀る神社です。
3月18日が祭礼だそうです。
祖霊を祀るからなのか、ご利益は家内安全、家運隆昌です。
参拝後は、社務所のほうに向かっていきました。
ご神木の垂乳根銀杏です。
秋の季節は銀杏の黄色が見事だったと思われます。残念ながら年末では、落葉して見ることができませんでした。
社務所の前には、葉書の木がありました。
「当社に伝わる葉書の木です。想いを込めた恋みくじを結んでください」と書かれていることは、これは婚活女子にも良さそうですね。
「葉書の木の葉に字を書いて(願いを書いて)備え付けのポストに投函してください」とあります。
単なる葉書という語呂合わせだけではなく、ポストまで置いてくれてますね。「後日祈願して」くれるそうですよ。
秘密の願い事を書いておきますか。
薬師寺八幡宮の外にでて右隣の雷電神社には天狗のお面あり
栃木県は、雷が多いところですよね。
私は雷が怖くて怖くて、嫌いなのです。
こちらは、薬師寺八幡宮の別宮となっている天狗山の雷電神社です。薬師寺八幡宮の参道から真横。すぐ見えますので、わかります。
御利益というのか御神徳は、殖産の神となっていて、その次に「雷除」です。災難除けもありました。
また、電気の守護神とも。
「住古、鎮守八幡宮の参道入口に鎮座すと伝える古社。京都賀茂別雷神社より御祭神を勧請。その当時は、雷(イカズチ)の雷電宮と称していた」
明治百年を記念して、昭和四十四年に、鎮守八幡宮に合祀されていた雷電神社を再建したとの旨のことが書かれていました。
こちらに来たら、天狗山というだけあって、天狗のお面が拝殿のところに掛けてありました。
4月27日が天狗山雷電神社のお祭りです。
天狗のお面を見ていると、やはり、雷除けに良さそうですよね。