四谷怪談といえば、お岩様ですが、縁切りと縁結びができるらしい

お岩様の神社
先日、四谷三丁目駅付近を巡ってきました。住宅地なのですが、なぜか、神社やお寺さんが多いのです。なにぶん、夕方だったので、全部回れたわけではありませんが、その中で今回は、陽運寺と於岩稲荷神社をご紹介します。

それにしてもなぜ、あの付近は史跡や寺院が多いのでしょうね。

さて、「縁切り」と「縁結び」が一挙にできると聞きますお岩様関連の寺院および神社に行きました。

それも細い通りを挟んで、ほぼ、お向かいどおしのくらい近い場所です。お互いに稲荷(寺と神社の違いあり)と書いてあります。

両方とも、赤い幡が立てられています。

 

於岩稲荷田宮神社もお岩さんゆかりの神社、どちらがご利益最強なのか?

お寺ではなく、神社を先に行きました。於岩稲荷田宮神社です。

そばに、東京都の稲荷田宮神社跡と書いた史跡案内がありました。

ざっと読んでみますと、そもそもお岩さんの神社としてお岩稲荷と呼ばれていたのでしたが、お岩さんの嫁ぎ先の田宮家の稲荷田宮神社という名前になったようです。火災があって一時移転し(稲荷田宮神社と検索すると、中央区新川が出てくる)、その後、戻ってきたようです。お岩さまのゆかりの神社の跡地になっているようでした。いわば、本社と支店みたいなものでしょうか。

お岩さま田宮稲荷神社

参拝記念に持って帰ってくださいと、神社の関係者らしき人に言われていただきました。自分でピンと来たものをいただくことにしました。一緒に、神社の説明のコピーもいただいて、そこには、お岩稲荷勧請、於岩稲荷神社となり、その後、東海道四谷怪談が上演されたと書いてありました。

 

その後、於岩稲荷田宮神社と名前を変え、中央区新川にも出来たそうです。昭和6年には、四谷左門町の於岩稲荷田宮神社が東京都史跡として指定されたとのこと。どうも、移転していた時に陽運寺が、お岩さまゆかりの場所として「於岩稲荷」と名乗ったようです。それで、その後、神社が支店みたいな感じで戻ってきたと。

 

一部では、この神社を先にお参りして「縁切り」をして、それから新しい縁を結ぶために、ほぼお向かいにある陽運寺に行くといいといわれています。

 

陽運寺、於岩稲荷ー大晦日と正月三が日は時間延長

 

陽運寺四谷

こちらは、お寺さんですが、於岩稲荷の提灯が掲げられています。両方とも、稲荷ですね。稲荷は商売繁盛ですよね。

私が行ったときは初詣の準備のポスターがありました。山門には8時開門、5時に閉門と書いてあります。

 

いつもは8時から5時までなのでしょうが、張り紙には、大晦日は朝8時から深夜2時頃まで、元日から3日まで(要するに三が日)は朝8時から20時頃まで(夜8時まで)開いていると書いてありました。三が日は、いつもより、遅くまで門が開いているようです。

 

また、元旦初祈祷法要が午前0時からあるようです。

それとは別に、開運法要が毎月1日にあるそうですよ(除く1月と8月)。

 

お岩様稲荷山門

こじんまりとしたお寺ですが、中はいろいろとあります。手水舎の後ろには、お岩さまの井戸や心願成就の岩とか、水かけ福寿菩薩像などありましたよ。外宮の稲荷もありました。お狐様がいましたよ。

こちらでは、お守りやら御朱印帳、御朱印帳を入れる袋などいろいろと売っていました。

 

於岩稲荷陽運寺境内
さて、心願成就の岩には、穴があってそこに、叶玉を投げ入れます。

 

陽雲寺の叶玉は入らないと聞いたのに、入った!

陽運寺叶う玉

これが叶玉です。

 

後ろにある心願成就の石の中にある穿った穴にいれます。「願いを込めて玉を投げ入れるべし」だそうです。1筒、玉が三個入りで、100円です。玉は持ち帰らないで、と書いてありました。持ち帰ってしまう人がいるのですね。

岩の中が穴があって、水が張ってありました。そこには玉がたくさん入っていましたよ。

 

こういうのを見ると、やってみたくなるもので、やってみました。3つとも玉が入ったので、安心です。

それにしても、2つのお岩さまゆかりの場所があるのですが、四谷怪談を上演するときは、どちらにお参りするのでしょう。