紅葉で有名らしき大山は、ミシュラングリーンガイドに載っているそうで
東京近郊で、ちょっとしたハイキング、軽めの登山を楽しみたい方は、あの三ツ星で有名なミシュラン、それもミシュラングリーンガイド(改訂第4版)に取り上げられたという神奈川県の「大山」に行ってみるのはいかがでしょう。今年(平成27年)6月に発表されていましたよ。
大山は1つ星だそうですが、2つ星が「大山阿夫利神社からの眺望」ということですよ。星なしの紹介のみとしては、大山阿夫利神社、大山寺とのことです。
2つ星は、「わざわざ寄り道する価値がある」ということです。とにかく、日本には見るべきところはたくさんありますが、選ばれただけでも素晴らしいことです。
もっと詳しいことは、伊勢原市観光協会のページをどうぞ。
一般社団法人 伊勢原市観光協会のページ
6月18日掲載「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に『大山』が紹介されました!
それで、早速、私は行ってみました。大山を目指して行きました。ただ、ケーブルカーが9月30日まで休止とのことなので、体力を考えまして、「大山阿夫利神社からの眺望」はケーブルカー開通後に取っておくことにしまして、とりあえず、大山寺を目指すことにしました。
しかし、、、
小田急線に乗り伊勢原駅で降りました。駅前には、大きな鳥居が見えまして、駅前から大山阿夫利神社の雰囲気です。ですが、ここからさらにバスに30分ほど乗りまして、終点の「大山ケーブルカー駅」まで行きました。ケーブルカー駅というので、ケーブルカーのところまですぐかと思いきや、かなり歩きますので、ご注意を。
とにかく、私が行った時は、ケーブルカー休止でした。
今は、ケーブルカー利用して、紅葉のライトアップを楽しむのもいいですよね。平成27年11月14日から12月6日までの金、土、日、祝日にライトアップを行っているそうです。
バスの終点からケーブルカー駅までは、坂道で、参道ということでしたが、けっこう私にとっては、「登山」でした。普通の人でも15分かかるそうです。
私が行った時は、ケーブルカー休止ですので、わからなかったのですが、大山阿夫利神社の下社はケーブルカーで登ればケーブルカーの駅からは近いそうです。頂上にある本社までは、さらに登山になるそうですが。
ハイキング、登山好きの方は、本社までだいたい2時間位の登山になるみたいですよ。そうそう、私は帰ってから知ったのですが、大山にはヒル、ヤマヒルがいるので、対策してから登ったほうがいいそうです。
さて、バスの終点で降りまして、参道という名の登山を始めました。ここは、「こま参道」というそうです。ところどころに、あのおもちゃのクルクル回る「こま」の絵がありました。こまと聞いた時、狛犬のこま、高麗神社のこまなのかと思っていました。
参道の脇には、このような旅館、お土産屋さんがいっぱいあります。
最初は、参道というし、たいして距離はないだろうと高をくくっていました。しかし、400段ほどあるそうですよ。階段の踊り場に、大きめなこまの絵があります。それが27コあるそうです。
お土産屋さんを見ながら、休みながら登るならいいのですが、一気に行こうとすると、かなりバテます。
私は、こま参道のところで、引き返そうと思うくらいでした(笑)。階段に励ましてもらいました。それでもケーブルカー駅までまだ、半分か~。
このような雰囲気のいいお店もありますよ。なぜだか、お豆腐屋さんがいくつかありました。
ケーブルカー駅近くで、男坂と女坂に分かれます。私は迷わず、女坂のほうを選んで登りました。この時点で、今日は大山寺だけにしようと決めました。それほどへたばっていたのです(それまでは時間があれば、大山阿夫利神社下社にも行こうかなぁと思っていました)。
女坂は、向かって左手に行きます。ケーブルカーがある時は、大山寺駅があるそうなので、そこで降りればすぐみたいです。
なお、女坂には「女坂七不思議」がありまして、それを見ながら登るのもいいですね。
まず、最初は、弘法大師の弘法の水です。弘法大師は、関西系かと思っていましたが、こちらの山にもお登りになったのでしょうか。
次が、「子育て地蔵」です。子育て中の方は、行ってみるといいでしょうね。「すくすくと丈夫に育つ」そうです。
その他、大山寺に到着するまでに、女坂の七不思議の3つ目と4つ目があります。4つ目の逆さ菩提樹のところまで来れば、大山寺はすぐです(私にはとても長い距離でしたが)。
私は、不動明王にお参りしたいと思い、こちらのお堂に行ったのですが、なんと、これまた家に帰ったら、こちらのお堂には現在仏像は置いていないという衝撃の事実を知りました(お不動様の縁日に登ったので、余計にお参りしたかったのです)。
倶利伽羅堂、龍神堂。この朱塗りのお堂が大山寺の最古のお堂だそうです。
女坂は、まだまだ続きます。そして七不思議もあと3つあるのですが、とにかく、へたばってしまった私は、ここで下山いたしました。
大山阿夫利神社下社にまでも行けず、女坂も途中でしたが、これ以上はムリと判断いたしました。
日頃、運動していない方、私のような年を取っている方は、ケーブルカーが無難かもしれません。
ミシュランでも「大山阿夫利神社からの眺望」は、取り上げられたのですから、一度は見てみたいものですし、紅葉のライトアップもいいでしょうね。その時期は、きっと、多くの人が登っているのでしょう。体力さえあれば、と思ったのでした。