用事があったので田町駅から歩いていましたら見つけたのが、この御田八幡神社です。
ビルの横に大きく、書いてあって、ビル自体が神社かと思ってしまいました。ビルに入っている神社も最近ありますからね。
駅からは10分くらい歩いたでしょうか。途中でマンションビルのところに、御田八幡神社との文字が見えまして、目立つので立ち寄ってみようと思ったわけです。
ということで、急遽立ち寄ったために今回もスマホ写真です。
御田八幡神社に夏越の祓の茅の輪くぐりの輪がありました
おそらく多くの方が、これをみて行ってみようと思うはずです。それほど、目立つ文字なのですよ。
目の前の道路はクルマがびゅんびゅん通るような場所(笹川記念館前、第一京浜沿い)なのですが、通りから少し入りますと、神社に相応しい静かな場所でした。
住宅地の中にあるような参道です。通りからはそれほど離れていません。泉岳寺あたりは、山といいますか、登り坂がありますから、この御田八幡神社も階段を登って拝殿のほうへ行きます。
言うなれば、都会のど真ん中で、まわりはビルばかりなのですが、このように緑が多くなっています。鳥居も立派ですね。
拝殿の前に茅の輪くぐりの輪が見えますでしょうか。この坂を登っていきます。
ここの神社を調べましたら、釜鳴り神事が有名なのだそうです。
釜鳴り神事とは、竈に火をくべて、その上に釜を置きお湯をわかします。その時の釜から音がでますが、その鳴り方で昔は農作物が実るかどうか、現在は景気について吉凶を占うそうです。
大祓詞を唱えているうちに、釜から音がでるそうです。この時、釜で茹でた水を飲むと長寿になるそうですよ。私も、一回、神事を見学させていただきたいなと思いました。
1月15日と、末社の五光稲荷神社で行われる5月15日と年2回あるそうです。なんでも都内で釜鳴り神事をやっているのは、御田八幡神社しかないということなので。
港区のコミュニティバス情報ネットに載っていました。
https://www.kissport.or.jp/spot/tanbou/pdf/tanbou1005.pdf
御田八幡神社の社殿へは女坂から登る方法もあり
参拝を終えてから気がついたのですが、こちらの神社には、このように女坂と思える坂もありました。こちらのほうが幾分、勾配が緩やかなのかな。
このように、かなり立派な茅の輪くぐりの輪です。氏子さんたちも夏越の祓に来ているのでしょうね。神社によっては、茅の輪も細いものもありますが、こちらの神社のは、かなり太いですね。
輪のところから入って、また横にいって、外へでて、また入ってと、8の字に回ってから、参拝をしました。
平日の昼間でも参拝者が多かった御田八幡神社
かなり歴史を感じさせる拝殿ですね。由緒ある神社だからでしょうか、私が行った時は、平日の昼でしたが、人はちらほらとやってきていました。
参拝を終えてから、社務所に行き、ちょうど御朱印帳を持っていたので、御朱印をいただきました。平日だと、御朱印いただけるのかなぁと思ってしまうような社務所なのですが、いただけましたよ。
拝殿の左側には、このように末社もありました。五光稲荷神社と御嶽神社だったと思います。
釜鳴り神事のみならず、夏祭りやら、冬至祭(一陽来復お守授与始めはこの時から)も行っているようで、こじんまりとしているものの格を感じる神社でした。
都内を歩いて散歩していますと、時々このような歴史を感じさせる神社に出くわすこともあるのですよねぇ。これもなにかのご縁なのでしょうね。
*******
神社好きの人ならこのような書籍はいかがでしょう。