もう一生の間に、天皇皇后両陛下の即位の礼に巡り合うことはないだろうなという思いから、たとえあったとしても、その時はかなりの年齢になっているだろうと思ったので、大嘗祭が執り行われた大嘗宮を見学に行ってきました。

 

このサイトでは、主にパワースポットだとか、開運情報だとか、書いていますが、皇居を抜きにしてパワースポットも開運もないでしょ、ということで、行ってきましたよ。

 

もちろん、それまで皇居のまわりは行ったことがあります。

新卒で働いていたビルは、皇居の間近で、一説によるとあまりに高いビルでは皇居が見えてしまうと当初よりも低いビルになったと聞きました。

そのような程度で、皇居のまわりは歩いたことがあるものの、皇居の東御苑まで入ったことがなかったのです。

 

大嘗宮は、皇居の東御苑に行ったことがある人ならわかるかもしれませんが(東御苑は昭和43年10月1日から宮中行事に支障のない限り、一般に公開されています)、東御苑の大芝生のところに、大嘗祭の祭場ができました。

令和のスタートは、実質的には、この大嘗祭が終わってからなのだそうです。

だから、令和の運気をつかめてない!という人は、これからラッキーをつかんでください!

 

今回のブログは、大嘗宮です。大嘗祭の後は、取り壊しされてしまうという記念すべき大嘗宮へ行った時のお話です。そして、一緒に皇居の東御苑についてもご紹介いたします。

 

大嘗宮の一般参観に行ってみた「待ち時間なし」だったけれど

私が行ったのは、一般に公開されて間もなくの時です。

令和元年11月30日からは、乾通りの一般公開と同時に行うと聞きまして、その前に行きました。

11月30日からのほうが混雑するのでは?と思ったからです。ちなみに乾通りは、紅葉がきれいな通りなのだそうです。

紅葉と両方、見ることができますが、通り道は決められているので、経路に沿って歩くことになります。

 

「令和元年秋季皇居乾通り一般公開」と書いてあるように毎年行っているので、これを逃しても次があるので大丈夫ですが、大嘗宮のほうは二度と見学できません(若い人は除く)。

どちらにせよ、12月8日の日曜日までですので、お早めにどうぞ。

 

混雑状況は、宮内庁のホームページでわかります。

 

宮内庁のトップページ

[大嘗宮一般参観及び令和元年秋季皇居乾通り一般公開について \- 宮内庁](https://www.kunaicho.go.jp/event/inui-r01aki.html)

参観時間は、午前9時から午後4時までですが、入場は午後3時までとなっています。

 

私が行く日までは「待ち時間なし」だったようですが、今後はどうでしょうね。

 

それでも荷物検査もしますし(ペットボトルの水はその場で一口飲みました)、危険物持ち込みをしていないか、機器で確認され、セキュリティチェックがありますから、その時間はかかりますよ。

ダブルチェックを受けてから中へ入れます。

それらは、皇居外苑の広場で行いまして、その後に坂下門から入ります。スマホに「坂下門」と入れて、場所を探すとアクセスがわかりやすいです。

その例として、


私は、桜田門のほうから皇居前広場を通って行きましたけど、けっこう歩きましたね。

二重橋前駅や大手町駅のほうが近かったのかもしれません。坂下門から入るので、そこまで行く必要があります。

チェックが済んだら、宮内庁方面に歩いていきます。歩く方向は、決められています(逆走できず)。

 

宮内庁の建物です。

宮内庁

大芝生のところまで、途中には宮内庁の建物や富士見櫓などを見ながら歩いていきます。

 

富士見櫓

天守台の大きな石垣とかみますと、江戸城なのだなと再認識しますね。

旧江戸城石垣

果樹古品種園があるとのことでしたが、大嘗宮に夢中になってしまい、全く気が付かず。

大番所旧江戸城

大番所など江戸時代を感じる建物を見ながら歩いてきました。

 

短期間で建てられたと聞く大嘗宮は周りが柴垣で囲まれていた

上の写真のような大嘗宮の建物が思ったよりも間近で、見られました。

建てたのは清水建設でしたね。(「大嘗宮の設営は入札の結果、9億5700万円で清水建設が受注した」と、11月21日付け朝日新聞記事より)

ただし、柴垣というか、ロープの内側には入れないので、周りから眺めるだけになります。

 

写真もスマホカメラくらいなら撮ってもいいのですが、三脚とか本格的なものは、駄目です。

それもそのはず、ブログ冒頭の写真でもわかるように、人、人、人です。

特に、真正面のところは、押し合いへし合い、電車のラッシュ並みでした。

だから三脚など使って本格的な撮影は無理なのです。

 

しかし、人混みだからと、慌てないでください。5分も待てば、写真を撮り終えた人が後ろに下がります(写真を2,3枚撮ったらお互いに譲り合いましょう)。

焦る気持ちはわかりますが、どの人も永遠に撮っているわけでありません。

 

ほとんどの人がスマホ写真です。三脚はダメですが、一眼レフカメラを持っている人もいました。

コンデジの人もちらほらいました。みなさん、ある程度撮ったら後ろに下がっていました。

やはり真正面のところが一番、混雑がきつかったですね。

あとは、分散しますので、それほどでもなし。どの人も考えることは同じ。真正面で写真を撮りたいのだな。

 

混雑状況によるので、所要時間はわからず時間には余裕をもって見学を



畳やゴザも入っていたそうですが、遠くからはよくわからず。

大嘗祭は、11月14日午後6時半ごろから「悠紀殿供饌(きょうせん)の儀」が始まったとのことですし、午前0時から始まったものもありますから、暗い中で夜通し執り行なわれたわけです。明け方までかかる儀式なのです。

 

まわりの灯籠のようなものがありますから、仄暗いところで儀式が行われたのだろうなということがわかります。

御一代一度の重儀である大嘗祭です。

そもそも新しく取れた穀物を神様に奉る祭祀は天照大神の時代から行われていたそうです。

これを令和の時代でも続いているのですから、すごいものです。

国家安寧、五穀豊穣を祈り神様に感謝する儀式です。

 

私は、伊勢神宮に参拝に行った時のような気分になりました。厳かな感じです。空気感と申しましょうか。

伊勢神宮で御垣内参拝をした時のブログ記事はこちら>>伊勢神宮の外宮から内宮へという順番で。黒いスーツを来ていった理由は御垣内参拝

 

御垣内参拝させていただいたのですが、あれくらい正装しないと中に入ってはいけないようなそんなバリアのようなものを感じます。

だから、大神宮も、これくらいの距離感がいいかな。

柴垣大嘗宮

それにしても、大嘗祭が終わったら取り壊しされてしまうのは、なんか淋しい気持ちもあります。

前回は、茅葺き屋根だったそうですが、今回は板葺きです。

主祭場の梁や重要な柱には、皮つきの丸太を使っているとのことです。「黒木造り」というらしい。

 



囲いの外からとはいえ、レンズを工夫すれば、一眼レフカメラならもっときれいな写真が撮れるはずです。

私はどれも、スマホ写真です。

中の様子は、わかりません。肉眼ならなおさら、わからず。

消火設備大嘗宮

消火器箱も、このように古風な感じに。

 

そういえば、大嘗祭で使用された農水産物についてです。

11月19日付けの東京新聞によると、47都道府県から提供された農水産物は、福祉施設に提供するとのことです。

新穀の米、栗、鮮魚、干物、菓子、果物、鮑、海藻、白酒、黒酒など日本全国からやってきた品々が神様にお供えされます。

 

前回は、土に埋めてしまっていたのですが、今回は再利用の方針だとか。

東京新聞11月19日付け記事より一部引用

https://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201911/CK2019111902000134.html

天皇陛下の大嘗祭(だいじょうさい)のために四十七都道府県から提供された特産の農水産物「庭積机代物(にわづみのつくえしろもの)」について、宮内庁の西村泰彦次長は十八日の定例会見で、国立障害者リハビリテーションセンター(埼玉県所沢市)に提供すると発表した。前回は儀式後に土に埋める「埋納」を行ったが、食品ロスへの社会的関心が高く、再利用する方針に転換した

天皇がひとりに対して1回しかできない行事です。

新嘗祭も新米をお供えしてから、という行事ですが、即位した最初の行事として重要なのでしょうね。

 

表側のみならず、大嘗宮の裏側も見てきました

やはりメインは、表側なのですが(写真を撮るのも一苦労)、裏側のほうまで歩いていけます。こちらは、ゆっくり撮影できましたよ。

 

このように柴垣がずっと続いております。

約40棟もあるそうですからね。ぐるりです。

紅葉がまだすべて赤くなっているとは言い切れず、周りの松の木とともに絵になる光景です。

ぐるっと、桃華楽堂の先のほうまで行けますが、途中まででストップです。

桃華音楽堂

桃華楽堂は独特の形をした建物ですが、香淳皇后の還暦をお祝いして建設された音楽堂だそうです。

 

周りをぐるりと写真を撮ることで、広さがわかるでしょうか。

これでも、一般公開の前に、通り道を作るために一部は取り壊しになっているのだそうです。



もしお時間があるのなら、ぜひとも、実物を見ていただきたいものです。

書陸部の前を通って大手門方面に行きます。

書陵部


乾通りの一般公開に参加する人は、西桔橋のほうから入って(乾門まで行ってしまうと逆走できず)、大嘗宮方面に行くので、順路が違いますが、できれば両方とも見学したいという人は、11月30日から12月8日までに行ってみてくださいね。

 

これを機会に大嘗祭について知りたいなという人は、12月15日まで國學院博物館で「大嘗祭」という企画展をおこなっているので、見に行くといいですよ。無料で見学できます。

國學院大學博物館 考古と神道で知る日本の文化・歴史(国学院大学博物館)

 

私は大嘗宮を見てから、「大嘗祭」の企画展を見に行ったのですが、前もってこちらを見て予習してから大嘗宮に行けばよかったなと思いました。

 

これは、「写真撮影可能」となっていた大嘗宮の模型です。こういうのも見ることができましたよ。

大嘗宮模型

こちらも撮影可能となっていたものです。

大嘗宮図

 

昔は、大嘗祭が終わったら5日で大嘗宮は取り壊されていたとのことですが、令和の時代は12月8日までしか大嘗宮は見学できません。

そう思えば、まずは大嘗宮の見学を優先させていただいたほうがいいかなと。

 

二の丸庭園と三の丸尚蔵館も見てきました

私は、北桔橋門の出口ではなく、大手門のほうを選んだので、一緒に二の丸雑木林と二の丸庭園をみました。

二の丸庭園には、小さな滝もあるのですね。

二の丸庭園滝

その後は、ガイドさんに連られていた人たちが、ガイドさんの説明で、ぜひとも三の丸尚蔵館は、見学すべきですとの言葉を聞いて入ってみることにしました。

「大礼ー慶祝のかたち」展です。

三の丸尚蔵館

以前の大礼の儀で献上された献上品の数々を見ることができました。鳳凰や桐など吉祥のモチーフが多く、中でも見事な刺繍にびっくりしました。真珠がいっぱいの立派な宝物(扇)も見ることができましたよ。

三の丸尚蔵館は、午前9時から3時30分までに入場となり、3時45分閉場と書いてありました。

その後、調べたら、9月29日までは、午後4時45分までで、10月1日から31日までが午後4時15分まで、11月2日から今回の展示終了の翌年1月19日までが3時45分閉場でした(その15分前までに入場する必要あり)。

 

休館日は月曜日と金曜日で、展示替えの期間や、年末年始はお休みとのことです。

いっしょに三の丸尚蔵館の「大礼ー慶祝のかたち」を見ていかれるといいですよ。

 

皇居の東御苑について(パワースポットとしてもおすすめ)

諏訪の茶屋

二の丸地区の諏訪の茶屋です。

 

大嘗宮が見に行けなかったという人でも皇居のパワースポットを感じたいなら、東御苑がおすすめです。

梅林皇居

皇居東地区の旧江戸城本丸、二の丸、三の丸の一部を皇居付属庭園として整備することになった庭園です。

 

二の丸公園

昭和43年10月1日から宮中行事に支障がない限り、一般に公開されています。

 

休憩所二の丸地区

休憩所の味わい深い建物です。

 

休園日は、月曜日と金曜日という変則的な曜日ですね。

ただし、天皇誕生日以外の国民の祝日等の休日は公開する、とのことです。

月曜日が休日で公開する場合は、火曜日は休園です。

そのほか、12月28日から翌年の1月3日もお休みです。先にも書いたように、宮中行事に支障がない限り一般に公開となっているので、宮中行事がある場合も休園日となります。

 

出入りする門は、大手門(大手町駅からはわかりやすい)、平川門、北桔橋門の3つです。

こちらは、二の丸地区の百人番所。

 

東御苑の公開時間は、月によって違います。

始まりが9時というのは、一緒なのですが、終了時刻が違います。

3月1日から4月14日までと、9月1日から10月31日までは、午後4時半まで公開され、入園は午後4時までとなっています。

4月15日から8月31日までは、午後5時まで、入園は午後4時半までとなります。

11月1日から2月末日までは、一番早く終わりになって午後4時まで、入園は午後3時30分までとなります。

また、東御苑では無料のガイドがありまして、毎週水曜日と土曜日。

出発時間は、午前10時30分頃と、午後は1時20分頃(案内する時間は1時間から1時間半程度)。

出発場所は、大手休憩所(売店)前です。

旧江戸城ですから、このようなガイドさんによる説明があると勉強になっていいいですね。

 


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