氷川神社といいますと、氷川神社という名称の前にその地名がないと、どこの氷川神社かわからなくなるくらい多い神社です。

特に、私が住む地域は多いと感じますね。東京もそうです。

単に、氷川神社とだけいいますと、どこの神社の話なのか、ややこしくなります。

今回の氷川神社は、中野沼袋の氷川神社です。

沼袋氷川神社と書いてあったり、中野沼袋氷川神社と書いてあったりします。

中野七福神があります。

新年の初詣の参拝客が多い時期に、お正月の特別版御朱印と、三本願い松、境内の神社に興味があったので行ってみました。

「新年明けましておめでとうございます」の幕がかかっていた時期です。

 

中野沼袋氷川神社に初詣、新春社殿祈願が行われる頃に

子育て狛犬と呼ばれる、狛犬も見えてきました。

 

厄除け祈願の人は、すでに社殿でのご祈祷を済ませている頃だったのですが、まだまだ初詣の参拝客の行列は長くありました。

沼袋氷川神社では、初詣の頃でも茅の輪くぐりができるように残されていました。

あの8の字になって廻るものです。

沼袋氷川神社へは、西武線の沼袋駅から歩いて行きました。

線路に沿って行けば、わかりやすい場所にありました。

 

ここ沼袋氷川神社は、私の住む埼玉県の氷川神社(大宮の氷川神社)から須佐之男命の分霊をお祀りする神社です。

須佐之男命は、あらゆる災難、不幸から守ってくれる神様で、厄除けの神様としても知られています。

 

沼袋氷川神社は太田道灌の戦勝祈願の神社としても知られているとか。

中野区とか、豊島区に住んでいるなら、一度は太田道灌の江古田沼袋の戦いについて聞いたことがあるかと思います。

その時、戦いを前にして戦勝祈願をして沼袋氷川神社で杉を植えたという言い伝えがあります。

ただし、太田道灌の植えた杉、道灌杉はすでに枯れてしまっていました。

その写真は後ほど。

 

立派な茅の輪をくぐってから参拝

茅の輪くぐりの茅の輪もしっかりしたもので、年末にもくぐっていましたが、ここでもくぐってから拝殿に参拝しました。

地元の人は、元旦の日付が変わるころから初詣に来ていたのでしょうね。

ここの沼袋氷川神社は、練馬の豊島園近くにある白山神社、練馬白山神社も兼務社になっているそうです。

手水舎の脇には力石もあったそうなのですが、写真を撮るのを忘れています。

沼袋氷川神社に来る前は、地元の人だけが来る神社なのかなと思っていたのですが、意外と見どころ満載の神社のようでした。

立派な社殿です。

これだけ立派な神社ですから、沼袋の人だけでなく、もっと遠くからも参拝に来ていそうですね。

沼袋氷川神社には、一気に七福神めぐりができるという、七福神をまとめて参拝できる場所もあります。

中野七福神と呼ばれています。

こちらの七福神の呼び名は、「中野」なのですね。

 

ちなみに、ご祈祷を頼んだ人は、こちらから入ります。

こちらにも立派な松の木がみえます。三本松のひとつのようでした。

いつもでしたら、ここに見える授与所で御朱印や御守をいただくのでしょうが、別の場所で御朱印をいただきましたよ。

お正月が人が多いですからね。

そう思うと、ゆっくり参拝するのは、お正月を避けたほうがいいのかな。

 

氷川神社と書いてある額のそばには、お正月飾りがあります。

社殿の中では、ご祈祷を行う人が座って待っているようでした。

長い行列でしたが、やっと参拝することができました。

これから境内を見学します。

 

道灌杉は、跡が残るのみ

こちらが先ほど書いた、太田道灌が植えたとされる道灌杉です。

と、言っても、ご覧の通り、すでにありません。昭和17年には枯れてしまったそうです。往年は、30メートルにもなっていた木だったとか。

跡が残るのみです。

高くそびえていた頃の写真はそばにありました。

残念ですが、杉の寿命を考えるとしかたないでしょう。

もし、残っていたら、おそらく沼袋氷川神社のパワースポットになっていることでしょう。

 

境内ではお焚き上げも行われていました。

 

神楽殿

 

1月3日には、元始祭が行われ、ここの神楽殿にて、新宿区無形民族文化財の里神楽が奉演されます。

元始祭とは宮中では天皇が皇位の元始を寿ぐ大祭として行われ、年の政を始めるにあたってのお祭りだそうです。

 

御守は夢叶う守り、しあわせ守り、合格お守りや縁結び御守、安産お守りもありました。

御守を売っている場所の近くに「中野七福神」の像があったみたいなのですが、写真を撮るのを忘れてしまいました。

次回、参拝した時は、写真を撮りたいと思っています。

 

期間限定の正月特別版御朱印は龍と鳳凰

 

龍と鳳凰、それぞれ500円です。見開きですが、書き置きの印刷だからでしょうか。

「新春 麟鳳亀竜」と書いてありました。

ひとつひとつ描いていたのなら、1,000円はしますよね。

兼務社の練馬白山神社の御朱印も見開きで、印刷の書き置きでした。

そのほか、中野七福神の御朱印もありまして、私は、鳳凰の御朱印以外は、すべていただきましたよ。

 

ここ沼袋氷川神社では、時々、このような限定の御朱印を出しているようでした。

私が調べた範囲では、2月の限定の御朱印は2種類ありました。

2月には、三本願い松の特別版御朱印と桜が描かれた「春和景明」の特別版御朱印が出ていました。

 

三本願い松が知られざるパワースポットではないかと

三本願い松のうち、そばで触ることができたのは、この末社の前にある松でした。

私の前には、女性のお年寄りがずっとこの松を触っていました。願い事を唱えているようでした。

 

お年寄りが知っているということは、パワースポットなのでしょうね。御神木のパワーをいただくというのかな。

 

樹齢500年にもなる松の木です。

この三本願い松のすぐ後ろには、末社の稲荷社がありました。

2月の最初の午の日には初午の神事も行われているそうです。2月の初午の時は、初午の御朱印は出るのかしら?沼袋氷川神社では聞きませんよね。どうなのかな。

 

水の神、田の神、病気平癒の神が天王社です。

八雲神社、諏訪神社、胡録神社が祀られているようです。

6月22日には、天王社の祭礼があるそうです。

参列者には無病息災のお祓いをうけたお赤飯が配布されるとのことでした。

夏場だから、疫病退散のご祈祷が大事ですよね。

 

三本願い松に向かって、一番右手には、御嶽神社がありました。

火災、盗難除けの神、縁結び、知恵の神と書いてあります。

 

三本願い松の高さがわかるのが、末社近くの大鳥居です。

表参道ではないのでしょうが、こちらの鳥居も立派な大鳥居です。

社殿に向かって左手にあります。

氷川神社の社碑近くの社殿前の参道にある大鳥居も石でできて立派でしたが、こちらも黒光りしていて立派な鳥居です。