八高線には、トイレがあった
埼玉県に住みながら、なかなか乗る機会のなかった八高線です。紅葉の頃、沿線の風景を楽しみながら、乗ってみることにしました。
とは言うものの、全線を乗ったわけではなく、小川町から高崎の区間だけです。もう、何十年も前になりますが、川越から高麗川駅まで行き、そこから八高線に乗ったことがあります。あの時の記憶が薄れていますが、たしか、小川町か、寄居駅あたりで、降りたと思います。
どちらにせよ、私にとっては、試しに乗ったことばかりです。
20年ぶりか、30年ぶりかわかりませんが、本当に久しぶりの八高線です。
八高線のホームから東武東上線の小川町駅のホームに向けて写真を撮りました。
東武東上線も、小川町まで来ると、駅も人が少なくなります。池袋駅と比べると、のんびりしたところです。何十年も前に乗った時も写真を撮っておけば、比較になったのになぁと思いました。
記憶だけでは限度がありますから、写真を撮っておくと、記念になりますね。
八高線の、それも高崎方面の列車がなかなか来ませんでした。やっと到着です。
八高線においては、行くべき駅が決まっている人は、前もって時刻表を調べておくといいですね。私も帰りが小川町でかなり待つことになってしまい、結局、JRの大宮方面から帰りました。接続によっては、1時間位待つことになりますから、事前の準備が必要ですね。
記憶が正しければ、車両は2両だけだったと思います。それよりも、記憶が鮮明に残っているのは、トイレがあったこと。私の中では、長距離を走る列車にトイレがついている(特急のような列車)と思ったのですが、このようなローカルな列車にもあるのですね。
それと、ここは電化されていないとかで、ディーゼル列車になるようです。「鉄」ではないので、鉄道に詳しくないため、あやふやな情報だけになりますが。
それにしても、鉄道好きな人ならば、このような列車の旅も楽しいでしょうね。八高線に乗るなり、すぐに一番後ろの窓からビデオカメラで撮影している人がいましたから。延々と線路を写しているようでした。
小川町駅から寄居駅までは、自然あふれる景色を楽しみました(紅葉の時期でした)。寄居駅から高崎駅までは、本当にローカル列車というような田んぼや畑の光景が広がっていました。
そのうちに高崎駅に到着です。
上信電鉄のホームに向かって写真を撮りました。まだまだ発車時間ではないからでしょうか。JRの高崎駅のホームには人がいるのですが、上信電鉄のホームには、まったく人が見えません。
まぁ、それほど本数が無ければ、その時刻まで来ませんよね。
高崎駅に着いてから、駅の周りをぶらついて、少し歩けば、温泉があるということを知ったので、行ってみることにしました。
スマホを見ながら、グーグルマップを頼りに行ってみました。最初、この温泉というのか、お風呂屋さんの裏側に着いてしまい、どこから入るのだろうと、ぐるっと回ってしまいました。
すると、この「高崎温泉」の看板を見つけました。「さくらの湯」というところです。
ぶらり沿線の旅、とばかりに「さくらの湯」に入りました。
温泉は、温まりますね。源泉かけ流しの湯ということでした。私が行った時は、2階が男湯で、1階が女湯でした。時々、女湯と男湯が交代するそうです。
紅葉の季節で、外は寒かったのですが、しっかりした温泉だったためか、なかなか冷めませんでした。外に出てからもしばらくコートを着ないままでもいいくらいでしたよ。
その後は、また高崎駅に戻り、駅の付近を歩いてみました。列車の接続などがありますので、距離はそれほどでなくても、ゆっくりと時間をかけながら、これだけのことをしていたら、日が落ちて暗くなってきました。
本当に「小さな旅」のように1日があっという間に経ってしまいました。