東京では歴史ある高円寺の阿波おどり
本場、徳島県の阿波おどりは、8月のお盆の頃に行われているようですが、こちら東京の阿波おどりは、それよりも、少し遅れて行います。しかし、東京の阿波おどりも、なかなか人出があるんですよ。聞くところによると、徳島県での阿波おどりよりも、都内だからか、見物客の数は多いとか。
先日、その高円寺の阿波おどりを見に行きました。
正確には、高円寺に用事があって、ついでに見たというわけですが。すごい人の数でびっくりしました。土曜日にも近くを通りかかったのですが、その時も多かったですし、私が行った日曜日は、駅のホームからすでに、混雑していました。
そのうえ、高円寺の駅を出て南口方面を歩いたら、人が歩くのでさえ、一方通行です。クルマが一方通行なのは、わかりますが、人も逆走できないのです(笑)。
本来ですと、駅からすぐ行ける場所に用事があったのですが、ぐるっと大回りしてしまいました。早めに行っていたからいいですけど。高円寺に用事がある方は、阿波おどりのお祭り期間は、気をつけたほうがいいですよ(笑)。
この提灯の数からもわかるように、かなりの数の連があります。なかには、本場徳島県から来ている「連」も。そして、東京のみならず、他県の「連」も来ているそうです。「しらいし連」、「天翔連」「晃妙連」「和楽連」の文字が見えます。もちろん、これだけでなく、もっと多くの「連」がありまして、各「連」が踊りを競っています。
受賞連の発表も、高円寺の阿波おどりの公式ホームページに載っていました。ちなみに、今回、58回大会の東京都知事賞は、「新宿区役所つつじ連」だったそうです。新宿区役所さん、おめでとうございます。
こちらは、どちらの連か、わかりませんが、女性軍が交差点を渡った時に写しました。このように、交差点を渡るのでさえ、柵があって、祭りのスタッフの方々や警察官に誘導されて、踊りを一時中断して、渡ります。人が溢れかえっていました。
阿波おどりは、女性の踊りと、男性の踊りは違います。ですが、男踊りのほうにも、女性が混じっているんですよね。まぁ、女踊りは、女性ばかりで踊っているようでしたが。
こちらは、高円寺のアーケード街、パル商店街のほうです。こちらもこちらで、人がいっぱいでした。アーケードを横切ることができず、これまた大回りをして向こう側に行きました。
それにしても、踊りは本場と同じくらい上手だと思いました。高円寺の阿波おどり自体が歴史あるものだと聞いています。昭和32年からですから、もう50年を越えて続いているんですよね。
高円寺にある長仙寺
さて、その高円寺の阿波おどりがあった日に、高円寺駅付近で見つけたお寺も、一緒にご紹介です。高円寺駅南側、杉並区高円寺南3-58-4にある長仙寺です。
高円寺は、高円寺が有名なのでしょうけど、高円寺だけでなく、駅付近には、長仙寺もあるのです。
真言宗のお寺で、日王山と書いてありますね。
通りをひとつ隔てると、このように喧騒から離れ、静かなお庭が広がっていました。
手入れが行き届いていて、それほど有名なお寺ではないと思うのですが、ちょうど、阿波おどりがあったからなのか、訪れる人は絶えなかったです。池のようなものもあって、しっかりしたお庭ですね。
御本尊が、不動明王だそうです。残念ながら、私が行った時は、夕方だったため、社務所などは閉まっていました。いつもは、本堂も扉が開いているのでしょうか?
お寺の山門の近くに説明文があったのですが、中身は忘れてしまいました。高円寺の賑やかさと対照的に、繁華街にあるのに、落ち着いたお寺でした。