目次
歴史ある山車を見るだけでも、川越祭りに来る甲斐がある
以前は、日にちが決まっていた「川越まつり」ですが、今は、土日に行うようになり、10月の特定の日ではなくなりました。10月の第3土曜日、日曜日です。私が高校生くらいのころは、日にちが決められていたので、平日にあたることも多く、確か15日あたりの日に行っていただかと思います。
このように山車の上には、お人形があります。それぞれの山車でお人形は違います。提灯が掲げられていて、それでどこの町内の山車か、わかるようになっています。
舞台には、笛や太鼓の鳴り物があり、時々、おかめ、ひょっとこなどが出てきて踊ります。
初日の午後6時ころは、このように町内に山車を置いたまましておいて、一般の人が山車の飾りや幕など見ることができるようになっています。先頭に、町名を書いた札がありますので、これを見てどこの山車かわかるようになっています。このように飾り置きしているのを「宵山」と呼ぶのだそうです。
まつりの見どころは、「曳っかわせ」です。山車と山車が向かい合って、踊りの競演をおこないます。この時は、周りにいる人達も、提灯を手にして声を出しながら飛び跳ねています。
曳っかわせは、特に、日が暮れたあと、夜8時あたりがピークでしょうか。祭りの時は、時間の感覚がなくなるので、よく覚えていないのですが。
かといって、昼に見るのも山車のきらびやかな作りがよく見えるので、それもそれでおすすめできるんですけどね。
今回は、夕方日が落ちる少し前に到着して、暗くなるまでみました。夕方は、ほんのりと提灯が光っていて、これから祭りが本格化するんだなぁと期待がふくらみます。
本川越駅前には、4つほど、間隔をあけて山車がそろっていました。
今成町のウズメ、鈿女ではないかと思います。遠くに見えるのは、道真公かな。鈿女の人形制作は、明治22年だそうで、山車のほうは、江戸末期だそうですよ。
動画でも撮ったのですが、おかめが踊っています。これは、仙波町のものです。よく山車をみてください。木彫も素晴らしいです。狐のお面もかけてありますね。
一番上に人形が見えますが、山車の裏の緞帳のようなものの刺繍がすごいです。山車を見かけましたら、出来るようでしたら、裏もぜひ、みてください。表からとは、違った素晴らしさがありますよ。
菅原町の山車です。同じ菅原だからなのか、菅原道真公の人形です。
山車は、毎回出るとも限らず、年によって出る台数が違うそうです。山車が作られた年代も様々です。平成に作ったものもあれば、昭和に作ったものもあります。江戸末期というものもありましたよ。
また、川越市の文化財として登録されているもの(川越市登録歴史文化伝承山車)、埼玉県の県指定有形民俗文化財に指定されているものや川越市のほうの市指定有形民俗文化財に指定されているも。
山車は、ちょっと見ると同じようにみえますが、よくみると違いがあるので、それらの違いを発見しながら、見て回るのも面白いものです。
もちろん、山車や「曳っかわせ」を見るだけでなく、屋台の楽しみなどもありますけど。かなりの人出になりますから、そのつもりで来てくださいね。
何はともあれ、一度は、川越まつりに見に来てください。秋に開催なので、暑すぎず、寒すぎず、いい季節に行われていますよ。伝統ある山車が次から次へとやってきますので、川越市内の散歩をしながら、見ていくのをおすすめします。
川越のアトレに行けば、からくり時計で川越まつりの山車が見られます。
川越駅、アトレの、からくり時計
これが英語でも、karakuriで一部の人には、通じるみたいですが、からくり時計です。
時計と機械で動く人形に特徴があります。
これは、川越市の市制80周年を記念して作られたそうです。
川越駅東口のアトレのところで、アトレが開いている時間帯の毎時、11時なら11時ぴったりから時報とともに始まります。演奏される曲目も、バリエーションがあるようです。
川越まつりの山車が見えますね。お祭を中心にしているようです。この時計を見ていれば、5分くらいの遅刻は、大丈夫かな?
日没直前の川越の蔵造りの街
川越はほぼ地元と言える場所なので、毎月にように行っていますが、暗くなってからの写真を撮ることはほとんどなかったです。蔵造りの街並み、日没編をご紹介します。
まずは、埼玉りそな銀行前の39号線沿いに歩きまして、撮った写真です。
このビルは、山吉ビルです。なんとなく、レトロな雰囲気がありますよね。ここらへんは、亀屋さんの本店があったり、山崎美術館などありまして、川越の観光名所になっています。この通りを歩きながら、時の鐘に向かっていきます。
建物ついでに、川越商工会議所の建物もご紹介。これもレトロな雰囲気です。今は、このような重厚なドアがある入り口は見かけませんよね。私の地元の商工会議所も、役所のビルのような感じになっています。
川越は、どういうわけか、うなぎ屋さんが多いのです。有名どころも多く、たまにテレビの川越特集などやりますと、必ず、ひとつは、紹介されているようです。小川藤、うなっこ、ぽんぽこ亭、いちのや、東屋、うな吉、ざっとあげてみてもこのとおり。
ほかにもあると思いますが、こちらは、小川菊の入り口です。
こちらは、うなぎ林屋です。最近は、うなぎが高くなって行かなくなってしまいました。高級料理ですね。
時の鐘に着いた頃には、暮れなずむというよりは、もうどっぷり日が落ちてしまっていました。6時だったかで、ちょうど鐘をついているのを見ることができました。
あまりキレイに写真が撮れなかったのが残念です。やはり、コンデジでは限界がありますね。特に、日が暮れた後は。
鐘をついているところは、写真を撮らずに、動画を撮っていたのですが、やはり、夕暮れ時、というか、日没後に鐘の音を聞きますと、哀愁をおびています。これは、実際に行って、ご自分の眼で見てもらうのが一番ですね。
正月用に門松の写真
ついでなので、川越の街角でみた門松の写真もアップします。本当は、海外の方々に、日本の神社、寺院、お店、そして個人の家の入り口にこのようなものを飾るのですと、説明したいのですが。
クリスマスリースみたいに、飾っているのだと言えば、わかるのでしょうか?それだと、しめ縄の正月飾りですね。門松も正月飾りのひとつだと聞きます。英語の辞書には、the New Year’s decorative pine trees や、New Year’s pine decoration となっていました。New Year’s decoration とでも、思っていただけるといいかな。