大圓寺の件ですが、またもや遅くなってしまったのですが、以前に撮った写真のアップです。
前回は、大黒様のお祭り、甲子祭の護摩焚きのことでした。
今回は、花祭りです。そう、4月の時のことですよ。花祭り降誕会です。
花祭りの時に行きますと、甘茶もごちそうになれます。私はこれが好きなのです。
信徒の方が用意していてくれるようです。ありがたいことです。
大黒天のお祭りもいいのですが、花祭りも良かったですよ。
なんせ、いつもは見られない秘仏が御開帳ですからね。
甲子日だけでなく、花祭りの時も行ってみてくださいね。
4月8日は、花祭りで、釈迦像まで見せていただける
生身の釈迦如来像の前には、この甘茶をかける祭壇もあります。
釈迦如来像を拝見する前に、お釈迦様の像に甘茶をかけます。
お花がいっぱいあって、キレイですね。花祭りは、いいですね。華やかさがあります。
そして、重要文化財である清涼寺式の生身の釈迦如来像を拝見できるのです。
国の重要文化財、生身の釈迦如来像
花祭りだけが目的でもいいのですが、いつもは見ることができないこの釈迦如来像を見学できるだけでも来るかいがあるというものです。
ぜひ、ご覧になってくださいませ。
花祭りの甘茶もいいですが、釈迦像もどうぞ。
清涼寺といいますと、京都の清涼寺に伝わる釈迦如来立像を模して作られてたそうです。
国宝となっている清涼寺の御本尊様は、東大寺の僧が請来したものだそうです。
大圓寺のものは、他の清涼寺式の像にくらべて、京都嵯峨の原像によく似ているそうですよ。
これを見ておけば、国宝級の立像を見たことになるのかな。
他の像にくらべて、細やかに模されているそうです。
制作年代もわかっているとのことで、重要文化財ですね。
それにしても昭和32年に行われた解体修理の時に、体内から白銅製の菊花譜双雀鏡、女性の髪、紙片、木札などが発見された(それによって制作年代がわかったが)ということがびっくりです。
女性の髪って。。。
大圓寺には、五百羅漢もありますから、石仏像も多く、こちらは、東京都の指定有形文化財になっているそうです。
手水舎のトンボも、いいですね。
釈迦三尊像を中心に、十六羅漢像、そしてその後ろに多くの羅漢像がありますから、見ごたえ十分です。
それほど広い境内ではないのですが、スペースをきっちり使って、石仏がいっぱいありますよ。
それにも増して、このいつもは拝見できない「生身の釈迦如来像」と、華やかな花祭りです。
いつもとは様子が違って見えますよ。
生身の釈迦如来像を見た
年によっては、お花見の時期から外れることもありますが、目黒川の桜を見たり(桜の時期だと花祭りにふさわしいですが)、目黒雅叙園にも立ち寄ってもいいですよね。
このような機会だからこそ、ぜひ足を運んでお釈迦様の立像をご覧になってみてください。