2020年(令和2年)子年の初子の日の特別御朱印(大黒天)についても、最後に追記しました。最後までブログをお読みください。

 

テレビでも放映されてから人出が増えたと言われる安行桜で有名になった川口市の密蔵院に行ってきました。

これは昨年、2019年3月のものなのですが、写真が見つかったので、ブログ記事を書こう!と思いましたよ。

私は以前から安行桜(安行緋寒桜)のことは知っていたのですが、交通が不便なところにあったので、なかなか重い腰があげられずにいました。下向きに咲くという珍しい桜だとは知っていたのですけどね。

沖田桜ともいうそうです(沖田さんという方が接ぎ木をして増やしたと聞きます)。ソメイヨシノに比べたらピンクの色が濃いめです。

 

そうしたら、やけに人が多いなと思ったら、私たちが行ったのは、テレ朝の報道番組で報道された翌日だったとか。

密蔵院の参道入口からすぐ近くかと思ったら、意外と歩きました。

しかし、その参道が安行桜の見どころでありまして、写真を撮る人多しなのです。

 

密蔵院だけでなく、そばの公園らしきところにも安行桜はありましたよ。

 

ピンクが濃いめの安行桜だけでなく、御堂もお庭も見どころの密蔵院


密蔵院は安行桜のことだけしか知らなかったので、密蔵院がこれほどまで広いお寺とは思いも寄らずでした。

車で行ったのですが、安行桜の真っ盛りの頃でしたから駐車場はいっぱいで、少し遠いところになりましたが、そちらに入れることができました。

川口駅や東川口駅、西川口駅などからバスもあるようなので、バスや電車で乗り継いで行くことも可能です。

その後調べてみたら、埼玉高速鉄道の戸塚安行駅まで往復歩いたという人もいて、ハイキングだと思えば、電車と歩きという方法もあります(ただし、疲れるけど)。

山門も立派です。

 

山門の手前に御朱印を受付する場所がありました。

もしかしたら、桜の盛りの人出が多い時だけの場所なのかもしれません。

いつもの年よりも参拝にくる人が増えたようです。

染井吉野よりも安行桜のほうが咲くのが早いですから、桜の開花宣言を聞くより早く行っておいたほうがいいです。

 

川口の密蔵院の宗派は真言宗智山派で、550年の歴史あり


密蔵院は、真言宗なのですね。

海壽山の山門が見えます。紫色の幕と安行桜がキレイです。

あいにくの曇り空だったのですが、濃いめのピンクとのコントラストがきれいです。

そのうえ、このきれいなお庭です。

550年もの歴史あるお寺です。

 

山門手前に、手を洗う場所があります。

しっかり清めてから参拝です。

安行桜と絵になる山門です。

川口市内では、有名な古刹です。

山門を入りますと、すぐに本堂がみえます。

 

まずは本堂から参拝です。

そういえば、密蔵院では大晦日に除夜の鐘がつけるそうですね。

ありとあらゆるものが揃っている感じのお寺さんであります。

 

シャッターチャンスがありまして、人が多かったのに、一瞬、途切れたときに本堂をパシャリ。

これをみれば、キレイなお庭だとわかりますよね。

密蔵院は、写真を撮りたくなってしまう場所が多すぎです。

参道には、四国八十八ヶ所のお砂踏みです。

 

 

大黒堂もあります。御朱印は大黒天尊も含め4種類いただきました

大黒天のご真言は、暗記している私なのです。

稲のようなものがみえますね。

お顔が黒くなっているので、大黒さまだとか。

 

密蔵院には、阿弥陀如来像だけでなく、歓喜天(聖天様)、ふれあい布袋尊、そして弘法大師像もあります。

そういえば、納めの不動尊もあるのです(川口三十六不動尊、十六番)。

4月も近いので、「十三参り」の文字がみえますね。

陰暦の三月十三日、現在の四月十三日に数えで十三歳になった男女が虚空蔵菩薩にお参りして福徳、知恵を授かる行事で、「知恵もらい」ともいいます。

十三参りは、浅草寺ではじめて知りましたが、こちらでもやっているのです。
生まれた干支が戻ってくるのが13歳です。そこで「智恵もらい」です。

13日は、虚空蔵菩薩の御縁日です。

こちらは茶室らしき場所です。

これは外国人が好みそうなお庭ですね。

裏手には、墓地になっていまして、檀家さんも多いのでしょうね。

墓地のほうには、このような塔や十六羅漢像がありました。

 

 

裏手のほうから本堂をみるとこのような感じです。

どこから見ても管理が行き届いてきれいです。


令和2年元旦には、午前0時、9時、11時 午後0時、1時、3時に護摩祈祷も行われたそうです。

お不動様の火で、諸願成就をお願いできます。

 

こちらは安行桜とは別の桜です。こうやってみると、一口に桜といいますが、種類は多いものです。

密蔵院ギャラリーというのもありました。展示スペースまであるお寺です。

 

安行桜がきれいな密蔵院オリジナルの限定御朱印帳が300冊のみ

 

1冊1,500円で、安行桜がモチーフとなった密蔵院のオリジナル御朱印帳も売っていました。

どうしようかまよったのですが、御朱印をたくさんいただくほうを選んでしまい、御朱印帳は今度にしました。

書き手によって顔のようにみえる書き方をなさってくれるそうですが私がいただいたのは、ノーマルなものでした。

ご本尊の延命地蔵菩薩、大黒天尊(七福神では大黒天の場所)、虚空蔵尊、不動明王の合計4種類の御朱印をいただきました。

虚空蔵尊には、「智恵もらい」に印も押してありました。

十三参りで知られる虚空蔵尊菩薩です。

 

現在は、変わってしまって、武州川口七福神めぐりの人だけ大黒天の御朱印がいただけるそうです。

その他の御朱印は、お正月やお彼岸(春、秋)にいただけるとのこと。

私が行ったのは、まさに春のお彼岸でした。

 

 

安行桜は、下向きに咲くのですね。

桜だけを見るよりは、やはり古刹と桜ですよ。

参道の桜のアーチも見事ですから、交通の便が悪くてもぜひ、一度はお参りを。

密蔵院では、安行桜の開花情報も公式サイトに載せています。

密蔵院 公式ウェブサイト

http://www.mituzoin.jp/presen_sakura.html

染井吉野の桜よりは、早い開花ですので、ここの情報をたよりに行ってみてください。

 

【追記】

初子の大黒天の特別御朱印で再度、密蔵院へ

子年の密蔵院

子年の初詣の余韻がある密蔵院です。

安行桜はまだですが、いつ行ってもキレイなお寺ですね。

令和2年用として、特別御朱印をいただきにいった時の追記をします。

今回は、前回に人が多くてあまり取れなかった写真を中心に載せます。

 

手水舎密蔵院

密蔵院は、どこを見てもキレイなことは、手水舎のところからもわかります。

ここは、周りを囲われていて小屋のようになっていますね。

そういえば、今回は、車ではなく、バスを乗って来たのですが、バス停もまわりにいくつかあるようでした。

人が多くない時もじっくり見ることができていいですね。

 

納め不動尊は山門手前のお札納め処に

納めの不動尊

御札を納める場所には、納め不動尊が立っています。お正月飾りもついていますね。

特にお正月は古い御札を納める人も多いことでしょう。

そういえば、密蔵院は現在、御朱印は大黒天のものだけです。おそらく安行桜の頃にまたいくつか御朱印の種類が増えるのではなかと思います。

初子の大黒様特別御朱印

 

今回は、「初子」だったので、前回も大黒天尊の御朱印をいただいたのですが、再度、いただきました。

それと、特別御朱印も。絵が入っていると縁起がさらにアップしたような感じになりますね。

 

密蔵院本堂正面

今回は、前回と違って晴れているので、キレイな本堂が撮れました。

前回、アップで撮れなかったお砂踏みも再度、わかりやすく取り直すことができました。

 

四国八十八ヶ所お砂踏み

前回の御朱印を4種類いただいたことを書きました。

そのうちのひとつが、延命地蔵菩薩です。

 

 

本尊延命地蔵尊

 

ここにも書いてあるように、密蔵院のご本尊となるのが延命地蔵大菩薩です。

ただし、秘仏ですので、見ることはできません。平将門公念持仏と書いてあります。

 

平将門公の塔

 

本堂裏手には、平将門公の供養塔もあります。

平将門公とご縁が深いお寺さんであることがわかります。

鐘の天井画

鐘撞堂があることは、前回も書きましたが、天井にはこのようなキレイな絵が描かれていました。

人が多いとゆっくり見ることができなくて、こういうところを見逃すのですよね。

 

文殊菩薩の特別御開帳は元旦から1月25日まで

文殊菩薩の御堂

不動明王の御堂です。中には不動明王のご真言が書いてあります。お不動様ですから、護摩祈祷もやっているのですね。

お不動さまのご縁日である28日だけでなく、1日、8日、18日、28日には特別護摩も行われているようでした。

 

その隣の立て札には、令和2年の正月十日に「初子」大黒天ご縁日と書いてありますね。

9時から16時半の間、授与しますとあります。

 

さらに文殊菩薩がご開帳になっていました。

不動明王の像の前にあった秘仏を拝むことができました。

元旦より1月25日まで特別開帳です。年に1回だけなのかしら?よくわかりませんが、とにかく、間に合ってよかったです。

 

前回は、十三参りのことを書きましたが、「三人寄れば文殊の知恵」といわれる、文殊菩薩です。

学業成就、合格祈願はどうぞ。

 

文殊菩薩は密蔵院では数世紀の間、秘仏として奉祀されていたそうです。

 

それと前回に来たときに全く気がついていなかったことがありました。

 

銭洗弁財天

 

密蔵院の山門近くに、銭洗弁財天の像があったことです。

弁財天ですから、水というのか、池というのか、銭洗ですからお金を洗うことができる場所もあったのです。

全く気がついていなかったです。

やはりお寺さんは、人出が少なめの時にもう一度来ると新たな発見があります。