比叡山ゆかりの大黒様がいらっしゃるとかで、「宝蔵大黒天初開帳」ということから、孝道山に行ってきました。
私の大黒天の訪問歴は、このブログのタグ「大黒天」とある部分を見てもわかります。せっせと通っております。
自分としては、大黒様をお祀りする寺院で行っていないところがあることはわかっているので、まだまだ訪問したいところがあります。
さて、今回はお正月の神社仏閣巡りとして前回のブログ記事と同じく、横浜市にある孝道山です。
横浜と行っても、広いです。この孝道山は、東白楽駅から歩いていける範囲です。サイトには東白楽駅から3分とのことですが、もっとかかったように思います。それでも駅から近いです。
天台宗系教団の新宗教とのことですが、普通のお寺の雰囲気でした。
こちらとしては、宗教云々よりも、大黒天の御朱印がいただきたい!ということなのですけどね。
毎月1日が、大黒様の御開帳の日です。その日は、金色の小槌の印もプラスされた御朱印がいただけます。
目次
大黒天ファンとしては初開帳と御朱印と聞くと行ってみたくなり
旗にも「宝蔵大黒天」と書かれてテンション上がります。
前回の神社もそうでしたが、なぜかグーグルマップでは別の道を指していて(かなり手前の道を曲がるように指していた)、そちらからは入れないぞ、という行き止まりの道になっていました。
孝道山のサイトをみてなんとか、入口がわかった次第です。もう少し先まで歩いていくと、山門碑などがあったのです。そこを登っていきます。
前回に引き続き、孝道山も山の上にあるということで、またもや高台に向かって登っていきました。
(なぜか、横浜市内の神社仏閣めぐりは坂道との縁がある私です)。
孝道山は新宗教ということですが、ここにある施設はすべて信者さんの寄進で作られたのでしょうか。
小高い丘というか、山の敷地は広かったです。
坂道を登っていくと、手水舎が見えましたので、まずはお清めをしました。
手水舎のところにも「大黒堂」の文字が見えます。
鐘つき堂もありまして、平和の鐘というのだそうです。
ごくごく普通のお寺ですね。昭和11年からある教団とのこと。私は知らなかったのですけどね。
レモネードを配っているとか、言っていましたが、私の関心は大黒様です。
入ってすぐに見えるのが、本堂です。
眺めがいいのは、大黒堂のほうですが、お正月だからか、五色の布が貼られています。
この際なので、大黒堂だけでなく、本山の建物をぐるぐると見学させていただきました。
全日本仏教会のサイトで、大黒天が毎月1日開帳だと知りました(観音様は18日が御縁日)。
毎月1日に開帳ですから、当然ながら、1月1日は、初開帳となります。
孝道山のしおりによると宝蔵大黒天は、昭和31年に比叡山延暦寺から不思議な縁で孝道山にきたという大黒様だそうです。
その時以来、福の神として、霊験を現し、諸堂が整ってきたということです。
そして、この宝蔵大黒天をお祀りする「大黒堂」が平成2年10月に落成したということですから、真新しく見えますが、けっこう年月がたっていたのですね。
ちょうど本堂では、福銭を配っているとかで、入ってみることにしました。
私と同じく、信者ではないので、普段は中に入ったことがないけれど、お正月なので行ってみたという人もいるのかなと思います。
仏教会のサイトにも、信者だけでなく、一般の方も参加していると書いてあることからそう思いました。
信者だけの施設という感じがなかったからです。でも、信者さんはみな、顔見知りなのかな。
仏舎利殿は真新しい
本堂に立ち寄ったあとは、階段を登って仏舎利殿へ行きました。
仏舎利殿は出来たばかりなのか、真新しい印象です。
ちなみに、仏舎利殿の御朱印もあったのですが、1,000円もしました。
もしかしたら、寄付という意味も込められていたのかもしれません。
そこから少し下ると、孝順堂がありました。
孝順堂は開祖のご夫婦のお墓があるとか、こちらは信者の方が熱心に参拝していました。
孝順堂のほうから、本堂を写真に撮ってみました。
これだと本堂の広さとかわかるかな。
ざっと一周しましたので、メインの大黒様がいらっしゃる大黒堂へといきました。
大黒堂は見晴らしのよい場所にあり
大黒堂はこのように美しく真新しい建物でした(平成2年に落慶)。
すでに、ご祈祷の人たちなのか、大黒堂の扉が開いているところに、椅子を置いて腰掛けていました。
その手前には、お賽銭箱がありまして、参拝することができました。
私も列に並んで、さっそく、大黒様に参拝です。
写真ではわかりにくいのですが、お堂の中に大黒様がいらっしゃいます。
初開帳だけあって、ご祈祷を待つ人も用意された席いっぱいにいます。
大黒様の黒い影というのか、像があるのがわかりますでしょうか。
お参りが済んだら、御朱印です。待ちに待った大黒天の御朱印をいただきます。
私は列に並んで御朱印を待っていたのですが、信者の方々は御朱印よりもどうやら「おみくじ」目的で並んでいたようです。
中に入ったら、御朱印の人は、こちらですと、受付場所が違っていました。
御朱印は、大黒天のほかに、観音様とか、先ほど書いたように、仏舎利殿のものもありまして、合計4種類ありました。
目立つように、「毎月1日は大黒天ご開帳」となっています。
その他、福徳縁結びとか書いてありますね。
これほどまで大黒天の御開帳を目立つように書いているということは、私みたいな信者ではないけれど、大黒天のの御開帳で大黒様のお像をみたいとか、御朱印が欲しくて来たという人がいるのかなと思いました。
ここには、大黒堂のお札営業時間が書いてありまして、やはり元日は特別なようで、朝の6時から夜7時まで営業時間となっていました。
2日と3日は、9時から18時まで。
4日以降は、9時から16時半までと書いてありました。
お正月の1日、1月1日の御開帳以外は、毎月1日御開帳とはいえ、おそらく16時半までに行かないと御朱印はいただけないかなと思います。
御朱印の種類と値段について
令和2年のお正月の時点となりますが、孝道山の御朱印の種類と値段です。
お寺なので、冥加料と書いてありますね。
大黒天の御朱印は、いつもは300円なのですが、1日限定は、小槌の印がついていて、500円になります。
私も小槌の印がついた500円のものをいただきました。
こちらでいただけたのは、大黒堂のものだけです。
本堂に行けば、本堂の観音様(ただし、18日限定)や教義なのか孝道山の御朱印もいただけるようです。
しかし、本堂の受付のところに行かないといけませんね。
私の目的は、大黒様だったので、これでいいです。
御朱印の受付の人も、仏舎利殿の御朱印は、高いのよねと言ってました。1,000円ですからね。めったにないです。
仏舎利殿改修のお布施としての金額も含まれた御朱印代のようでした。
信者の方は、御朱印には目もくれず、御守セット購入している人がほとんどでした。
私のそばでは、中国語でどれを買うか決めようとしているところのご夫婦の会話も聞こえてきました。
私の目からは、信者さんと思ったのですが、違うのかしら。
招福くまでとか、お札とかセットになっていました。
私が悩んだのは、やはり、大黒様です。
そばに、「大黒様は自分の進みたい方向へ導いて下さる神様です」と説明が書いてあります。
大黒天の金の像とか、大黒様の御守とか、小さめの像とかあるではないですか。
ブロンズ像は値段が高いので、対象外としましても、小尊像とか、御守カードとか、大黒様ファンとしては悩みに悩みました。
絵馬も漫画っぽいものよりもシンプルなものが欲しくなりました。
最後まで迷ったのが、小尊像です。購入するか、どうしようかと悩んでいたのは私くらいでした。
しかし、やはり大黒様の像は、もっと有名な寺院で買おうと思いまして、御朱印だけで済ますことにしました。
最後に、大黒堂の裏側の写真を載せておきます。
裏側の扉が開いています。御開帳だからでしょうか。表の扉は、御開帳の時のみならず、いつも開いていると、しおりに書いたありました。
その向こう側に見晴らしがいい場所がありました。
横浜のみなとみらいの場所まで見えるそうです。
横浜市を一望できる場所です。快晴なら、西に富士山がみえるとか。
ネットで調べてみたら、風光明媚な場所で、桜が咲く頃に最も眺めが美しいそうです。
桜と横浜の光景が見ることができてフォトジェニックな場所になるみたいでしたよ。
今は、インスタ映えする場所というべきなのかな。
年に3回、大黒天浴餅供養の法要もこの大黒堂で行われるそうです。
秋には、大黒まつりもあるそうです。
最後に、大黒様のお堂をみて帰ることにしました。